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2004年05月24日

大学進学後の学費、子供に払わせるか――親子で「自立」考える契機に

日本経済新聞(5/23)

 小学生の子供がいる約六百人に将来、大学に進んだ場合の学費について尋ねた。「できるだけ奨学金などを利用して子供に自分の学費を払わせたい」と考える人が四五・四%、「子供に払わせようとは考えていない」との回答が五四・六%でほぼ拮抗(きっこう)した。
 子供に払わせたい人の主な理由は「無駄に大学に通ってはいけないという自覚を促したい」「学費の支払いも勉強のうち」など。一方、もっぱら親が負担する理由としては「大学に行かせたいのは親だから」(東京都、女性、43)などが挙がった。
 実際に奨学金を受けながら大学で学ぶ学生は決して少なくない。慶応義塾大学では二〇〇三年度、日本育英会(現・日本学生支援機構)や大学独自の奨学金を受けた学生が約四千二百人と全体の一四%。大学が実施する融資制度の利用者も約二千五百人いる。金利は親が保証人になるケースで現在年三・五%。在学中の金利は大学が負担する。
 銀行の教育ローンは金利が年四%を超えるものが多い。しかし国民金融公庫などが扱う国の教育ローンなら、利用条件は厳しいものの年一・六五%(四月十四日現在)と手ごろだ。こうした選択肢を見比べて親子で話し合うだけでも、自立について考える契機になるかもしれない。
 調査の方法 調査会社マクロミルに委託して、インターネットで実施した。対象は全国の小学生以上の子供を持つ30―49歳の男女で有効回答624人。うち男性は371人。


投稿者 管理者 : 2004年05月24日 00:02

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