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2004年05月24日

関西の私大、学内ベンチャー支援――立命館、学生向け奨励金、近大、新案件に出資制

日本経済新聞大阪夕刊(5/20)より

 関西の有力私立大学が相次いで教員・学生のベンチャー起業を資金面で支援する制度を設ける。近畿大学は来年度中をメドに起業案件への出資制度を作る計画。立命館大学、同志社大学は学生向けに奨励金などを出す制度を今年度中に設立。関西学院大学は独自の投資基金創設に取り組む。新事業の創出能力が大学の評価に直結する時代を迎え、学内ベンチャー育成を加速する構えだ。
 近大は今後設立する知的財産本部に、教員ベンチャーへの出資についての審査委員会を設ける。審査委は教員、企業の役職員、公認会計士、弁理士などで構成。教員の要請に応じて技術の内容や製品の市場の広がり、事業計画などを総合的に評価し、有望と判断すれば大学が出資する。理事会などで内容を詰めた後、正式決定する。
 立命館大が準備しているのは学生向け起業奨励金制度。事業計画の実現可能性や採算などを審査し最高五十万円程度の奨励金を提供する予定。同志社大は学生のビジネスプランのコンテストを今秋から毎年一回開き、企業の協賛金などを原資に有望なプランに賞金を出す。関学大はOBや企業、金融機関に呼び掛け、大学主導のベンチャー投資基金設立を目指す。
 大阪商業大学はすでに今年二月に、教員・学生などが起業する際、審査に基づいて出資する制度を創設。第一弾として同校のOBが設立したベンチャーに出資した。

投稿者 管理者 : 2004年05月24日 00:02

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