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2004年05月25日

理事就任の米国人教授「東北大の強み生かす」――企業の施設誘致に意欲

日本経済新聞(5/24)より

 国立大学の法人化で外国人の登用が規制緩和され、東北大学の役員会理事に就任した米スタンフォード大学のリチャード・ダッシャー特任教授(48、写真)が来日、「シリコンバレーのまねをしようとは全く思わない。まず企業や学生が幅広く研究協力できる環境をつくる」などと抱負を語った。
 ダッシャー氏はスタンフォード大で米国・アジア技術経営研究センター所長として大学と産業界の橋渡しを担当。同大のあるシリコンバレーは大学の研究成果を生かした起業が活発で「ベンチャーキャピタルも含め新産業をつくり出す色々な人が集まってくる」。
 ただ、東北大では同じことをせず「ナノテクノロジー(超微細技術)や材料工学など強みを持つ基礎分野で、大手企業に研究施設を大学周辺に設置してもらうよう要請する」など研究そのものを重視、研究交流機能の充実に取り組む方針。東北大には「良い卵、良い畑がいくらでもある」と評価、企業への存在感を高めていく考えだ。
 また「国内外から最高の研究者をかき集めて、(サッカーチームの)レアルマドリード戦略を進めていく」と自ら人材獲得に意欲を示した。今後、月に一回程度、来日する予定だ。
 今年四月の法人化で学長など重要ポストに外国人が就けるようになった。さっそく東北大はダッシャー氏を迎えた。役員会の外国人登用はまだ東北大と神戸大学にとどまる。

投稿者 管理者 : 2004年05月25日 00:08

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