個別エントリー別

« 今後の労働関係行政の動向について | メイン | 都教委の元職員ら、教員処分に抗議 日の丸・君が代問題 »

2004年06月15日

邦人人質フォトジャーナリスト・郡山さん、各地で講演 「近々、再びイラクへ」

[JCJふらっしゅ]2004/06/14 422号より転載

 イラクで人質となり、その後解放されたフォトジャーナリストの郡山総一郎さん32歳が12日、名古屋で講演し「イラク国民1人ひとりの小さな声を伝えることで、戦争について考える材料を入世界の人に提示したい」と語り、近くイラクを再訪する考えがあることを示した。

 これは自衛隊のイラク派遣差し止め訴訟を起こした原告団らが開いた集会に出席したもの。郡山さんは講演の中で、自己責任を問う批判にふれ、「現地で取材したことを伝えるのが私の自己責任だ」と反論した。イラク再訪に関しての時期については明らかにしなかった。

 また、拘束中の様子については「銃を突きつけられたときは本当に怖かった。解放の見通しがつかない状態で、一緒に拘束された高遠菜穂子さんや今井紀明さんと冗談を言いながら気を紛らわせた」などとも述べた。

 さらに、拘束したグループはテロリストではなく、農民との見通しも示し、「日本に親近感のあるイラク国民は、自衛隊派遣で裏切られたと感じている。拘束という手段は許さないが、一方的な批判はできない」との複雑な心境も吐露した。

「近々、再びイラクへ」 邦人人質・郡山さんが京大で講演 拘束時の様子語る

京都新聞(2004.06.11)より

 今年四月、イラクで武装勢力に拘束されたフォトジャーナリスト、郡山総一郎さんが十一日、京都市左京区の京都大で講演した。郡山さんは、拘束時の様子などを報告し、「イラクのために何ができるのか、もう一度考えよう」と呼びかけた。
 京大生らでつくる団体「とっても便利出版部」が、平和を考える契機にしようと主催。中東問題に詳しい岡真理・京都大助教授が、聞き手として同席した。
 会場には、大学生や市民ら約五百人が集まった。郡山さんは、イラク人が抱いていた親日感情や現地の生活ぶりなどを紹介した上で、「武器を持つイラク人に拘束されたが、身内を殺された彼らの気持ちも分かる。現地で何が起きているのか、自分の目で確かめるため、近々、取材に行く」と決意を表明した。


投稿者 管理者 : 2004年06月15日 00:15

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/1204

コメント