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2004年06月26日

配転不当と賠償提訴 広島大男性助手 大学側は争う構え

中国新聞(2004/04/24)より

 広島大学文学部の男性助手(広島市東区)が原田康夫前学長から不当な配置転換をされ、精神的苦痛を受けたとして前学長と大学に対し、慰謝料など三百五十万円の支払いを求めて提訴し、二十三日、広島地裁で第一回口頭弁論があった。被告側は「助手の同意を得た正当な手続きだった」と争う姿勢を示した。
 訴えによると、原告は一九七六年に同大文学部助手に採用されたが、二〇〇一年四月に留学生センター助手への配置換え処分を指示された。その際、原田前学長からどう喝され、同意もないのに配置換えされ、精神的苦痛を受けたとしている。
 助手は不服申し立てしたが、人事院は「助手の同意があった」と処分を追認したため、広島地裁に提訴。地裁は今年一月に「前学長の発言は処分を強要するどう喝で、同意が自由意志に基づくものとはいえない」として、助手の訴えを認め、処分を取り消している。
 原田前学長の代理人は「処分の理由は研究室内のトラブルが原因で、内部調査の意向を尊重したものだ。前学長がどう喝した事実はない」と全面的に争う構えだ。

[以前の同ニュース]
広島大、助手の配転取り消し訴訟判決・前学長の「恫喝」を認定(時事通信1/12)
広島大の配転に違法性 広島地裁判決(中国新聞1/23)

投稿者 管理者 : 2004年06月26日 00:27

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