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2004年07月02日

東京都立大学人文学部教授会、「身分・雇用に関わる諸条件が未確定な段階での就任承諾書提出について」「学則上の教員人事に関する教授会権限の記載について」

都立大の危機--やさしいFAQ(2004年7月1日付最新情報)

 2004年7月1日:都立大学人文学部6月27日教授会にて決議された留保条件,「身分・雇用に関わる諸条件が未確定な段階での就任承諾書提出について」と要望「学則上の教員人事に関する教授会権限の記載について」 が発表される。人文学部教授会では,3つの条件の内,2つがほとんどゼロ回答で あるとの認識から,このような留保条件を公式に発表することになった。

大学管理本部「大学院の重点化」などを回答 身分・雇用については新たな内容なし 就任承諾書提出にあたって留保条件を決議―人文学部教授会 (手から手へ第2292号 2004年7月1日)

身分・雇用に関わる諸条件が未確定な段階での就任承諾書提出について

2004年6月24日 東京都立大学人文学部教授会

 人文学部教授会は、新大学設置申請に関わる就任承諾書の提出について判断するにあたり、東京都大学管理本部に対して、いくつかの事項について回答を求めた。6月24日臨時教授会に南雲学部長を通して伝えられた回答のうち、新大学とともに設立される法人における教員の身分・雇用に関しては、すでにこれまでに経営準備室運営会議、教職員組合との交渉などを通じて明らかにされてきたものと何ら変わるところがなく、極めて不十分と判断する。

 身分・雇用という重大事項が明確にならないままに、就任承諾書提出が求められることは極めて遺憾である。したがって教授会は、現時点での各人の就任承諾書提出の可否は、あくまでもこのような重大事項が未確定な段階での暫定的判断であり、今後明確にされるであろう身分・雇用に関する条件次第で異なる最終的判断を行う権利を留保することを確認する。

学則上の教員人事に関する教授会権限の記載について

2004年6月24日 東京都立大学人文学部教授会

 人文学部教授会は、すでに6月10日付「新大学の学則(案)に対する意見書」において、学則(案)に対する修正提案を行った。中でも、「学則(案)」原案にある教授会権限の大幅な制限については深い懸念を抱くものである。しかしながら、今回南雲学部長を通じて示されたメモを見る限り、大学の自治を軽視する東京都の態度が根本において改まっているとは考えられない。

 我々はここに、「教員の採用及び選考等に関する事項」を教授会審議事項として学則上明記することを再度強く求める。


投稿者 管理者 : 2004年07月02日 00:40

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