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2004年07月05日

「戦争体制」を危ぐ文化人らがNPO

東京新聞(7/04)

 「日本が再び、戦争できる体制に突入しつつある」と危ぐする哲学者や作家らが「文化的抵抗拠点」として、民間非営利団体(NPO)「前夜」を設立し三日、東京都内で初めての集会を開いた。

 十月から季刊誌を発行するほか、全国でセミナーや映画上映会、スタディーツアーなど幅広い活動を予定している。

 共同代表の高橋哲哉東大教授(哲学)は「憲法や教育基本法を改悪する動きに対し、この流れでいいのかと問い掛けたい。現在の『前夜』の後、戦争になるか、平和が訪れるかは市民の行動次第」という。

 集会には三百人以上が参加し、作家の徐京植さんが「この五年間で、どんなに事態が悪くなったか思いをめぐらせてほしい」と問題提起。

 千葉大の三宅晶子教授(イメージ文化論)は「教育基本法を変えたら差別と愛国心が法制化されてしまう」と訴えた。

 日本に住むピーター・バラカンさんが、ベトナム戦争などへのさまざまな「抵抗」の歌を紹介。最後に自衛隊のイラク撤退や憲法九条尊重を求めるアピールを採択した。

 「前夜」は、誰でも会員になれる。問い合わせは事務局、電話03(5351)9260。

「前夜」のホームページ
http://www1.jca.apc.org/zenya/

投稿者 管理者 : 2004年07月05日 00:13

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