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2004年07月28日

国際協力銀行、広島大学と海外経済協力業務の効率的実施に向けた協力協定を締結

日経速報ニュース(2004/07/27)

発表日:2004年7月27日
広島大学と国際協力銀行が協力協定を締結

〜広島大学の知見・ノウハウを円借款業務に活用するために連携を実施〜

1. 国立大学法人広島大学(所在地:広島県東広島市、学長:牟田泰三)と、国際協力銀行(所在地:東京都千代田区、総裁:篠沢恭助)は、本日、海外経済協力業務の効率的・効果的実施に向けた協力関係強化を行うための協力協定を締結いたしました。

2. 2003年8月に改訂された新ODA大綱では、日本の経験と知見の活用が基本方針の一つとして掲げられており、国内の大学などの関係者がODAに参加し、その技術や知見を活かすことができるよう連携を強化することが謳われています。また、国民参加の拡大を目指して、人材育成と開発研究の重要性にも触れられており、専門性を持った人材を育成するとともに、開発途上国に関する地域研究、開発政策研究を活発化し、日本の知的資産の蓄積を図ることも重要な課題として位置づけられています。

3. 広島大学は世界トップレベルの特色ある総合研究大学を到達目標として、教育、研究、社会貢献に取り組んでいます。特に、社会貢献を三本柱の一つとして掲げ「地域社会・国際社会との共存」の理念の下に社会連携活動、国際交流活動を積極的に推進することとしております。また、広島大学北京研究センターを開設するなど、国際的な交流・連携・協力体制を整備し、大学の有する知的・人的・物的資源を積極的に解放・活用し、未来社会の創造に貢献します。
国際協力銀行は、「海外経済協力業務実施方針」(注)の中で「我が国の知見・ノウハウを活用した支援の重視」「国民参加の業務運営」「開発パートナーシップの重視」を明示しており、その下で大学等との連携による日本の知見・ノウハウの活用を進めています。

4. 今般の広島大学と国際協力銀行との協力協定は、広島大学の海外での教育、研究の蓄積や人材を円借款業務において活用し、両者共同で知識と実務の有機的な結合を進めることにより、アジアを中心とする世界にとって重要な、海外協力分野における諸課題に対する解決策の提供と国際社会に貢献できるリーダーの育成を目的として締結するものです。今後、本協力協定を契機に両者は、海外協力分野における学術研究および教育の発展へ向けて、一層密接な連携と相互交流を図り、さまざまなニーズに対応できるフレキシブルな人材育成プログラムの構築をも目指しています。 
 
(注)国際協力銀行法に基づき、円借款業務を効果的かつ効率的に実施するため、ODA大綱やODA中期政策を踏まえ円借款の重点事項等を定める円借款業務の基本方針。


投稿者 管理者 : 2004年07月28日 06:27

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