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2004年07月30日

山形大 来年度、地域教育文化学部を新設

河北新報(7/28)

 宮城教育、山形、福島の国立3大学の教員養成系大学・学部再編問題で、山形大は28日、教育学部に替わる新学部として「地域教育文化学部」を来年度に開設すると発表した。昨年12月、山形県、山形市との「3者懇談会」で合意した通り、計画的に教員を養成する学科「地域教育学科」が新学部に組み込まれた。

 山形大の仙道富士郎学長はこれまでに4回、文部科学省と協議。23日に開かれた大学設置審議会で新学部の概要が承認された。

 地域教育文化学部は「地域教育学科」と、音楽、スポーツなどの指導者を養成する「文化創造学科」、生活の質の向上や生活様式の創造などを担う「生活総合学科」の3学科からなる。定員は現教育学部と同じ計240人。

 地域教育学科は定員80人。小学校教員養成の定員は50人、中学校は20人、養護教員は10人で、積極的に教員免許を取得させる。教科指導・教材開発能力の習得だけでなく、地域の教育課題や教育文化史も必修となる。大学院も含めた6年一貫教育も行う。

 新学部の2005年度一般選抜学生募集要項は9月ごろ、既に発表されている要項を変更して発表。「学生に負担をかけない」(教育学部)よう、従来とほぼ同じ科目で受験できるようにする。

 仙道学長は「大学の狙いと県民の願いが重なって新学部が生まれた。教育、文化、生活おのおのの切り口で地域課題に対応できる学生を養成したい」と述べた。高橋和雄知事は「総合性、地域性を備えた優秀な教員が養成されると期待する。できる限りの支援をしたい」と歓迎している。

[同ニュース]
山形大、地域教育文化学部を開設 生活総合など3学科−−来年4月(毎日新聞7/29)
山大新学部「地域教育文化」に−05年度開設(山形新聞7/29)

投稿者 管理者 : 2004年07月30日 02:03

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