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2004年08月30日

札幌市立大学、学長辞退は大きな試練

北海道新聞社説(8月29日)より部分抜粋

 二○○六年度の開学を目指す札幌市立大学(仮称)の学長に内定していた川崎和男名古屋市立大大学院教授が就任を辞退し、市が選考やり直しの事態に追い込まれている。

 卓越した実績があり、知名度も高い川崎氏の辞退は残念だ。しかし、人事など基本方針の食い違いとあってはやむを得まい。市はこれを教訓に、しっかりした学長候補を選んで、魅力ある大学づくりを急ぐべきだ。

 札幌市立大学は、市立高専と高等看護学院を統合して設立する。デザインと看護が柱というユニークな大学だ。

 当初は、そもそも市立大学が必要かという疑問や、異質な組み合わせに対する批判があった。人工心臓のデザインなど数多くの実績を持つ川崎氏は、こうした疑問・批判を打ち消すのに最適の人材ではあった。

 しかし、理想を実現しようとする川崎氏と市との間には、大きな溝があったようだ。

 川崎氏は、教授陣の採用に当たってフリーハンドを求めた。しかし、市にしてみれば、高専設立の一九九一年当初から将来の大学化構想に沿って職員を採用してきたこともあり、大幅な入れ替えは認めにくい。

 そのほか、さまざまな食い違いがあったとみられる。……


投稿者 管理者 : 2004年08月30日 00:37

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