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2004年09月08日

学生数減少で短大を閉鎖方針 賢明女子学院

神戸新聞(9/07)

 姫路市本町、学校法人賢明女子学院(山本千恵理事長)が、同市大塩町、本町の二キャンパスで運営している短期大学を二〇〇七年三月末で閉校する計画を教授会などに提案していたことが六日、分かった。

 関係者によると、同学院側は、学生数の減少による財政状況の悪化を理由に、英語、生活、福祉支援の全学科について、〇五年度限りでの学生募集の打ち切りと、〇六年度末の閉校を提案した。

 このうち、大塩キャンパスについては、豊岡市で短大などを運営する学校法人近畿大学弘徳学園(上田正一理事長)と、譲渡交渉を進めているという。

 これらの動きに対し、教職員らは「経営努力も行わず、いきなり閉鎖方針を打ち出すのは乱暴。売却話がまとまっても、教職員全員の雇用が確保されるわけではない」と反発している。

 賢明女子学院短大は一九五七年に開学し、現在、姫路市内で唯一の短大で、定員は英語科が四十、生活学科が百、福祉支援学科が五十。運営にあたる同学院は、フランスで創設された聖母奉献修道会が母体となっている。五一年に設立した六年一貫の中学・高校は存続する方針という。

 同学院は「結論が出ていないので、現時点のコメントは差し控えたい」としている。

 弘徳学園は、兵庫県朝来郡和田山町で「公私協力方式」による看護大学の設置を目指したが、費用の負担割合をめぐって町との交渉が決裂、白紙になったため別の候補を探していた。


投稿者 管理者 : 2004年09月08日 00:29

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