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2004年10月05日

信州大内の神社、「徴税すべき」 大学教授が提訴

朝日新聞(10/04)より

 長野県松本市の信州大学内にある神社の建物が不動産登記されておらず、県などが徴税していないのは違法だとして、同市に住む帝京大教授の藤原英夫さんが4日、県と国を相手に計160万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

 訴状によると、この神社の社殿は未登記で、固定資産税台帳にも登録されていない。このため市は都市計画税、県は不動産取得税を徴収していないという。藤原さんは「徴税の公平性に反し、精神的苦痛を被った。市、県をそれぞれ指導する立場から県と国は賠償するべきだ」などと主張している。

 藤原さんはこれまでに「国立大の敷地内にこの神社があるのは憲法の政教分離原則に反する」として移転などを求めて提訴。今年7月の二審・東京高裁判決で敗訴が確定したが、同判決は「神社を存置したままにしている国などの姿勢は憲法の精神に明らかに反する」と批判している。

「神社不納税は違法」 松本の大学教授が 東京地裁に提訴
中日新聞(2004/10/05)

 【長野県】松本市旭町の公民館として使っている神社と信州大の敷地にある神社が、減免の申請をせずに納税していないのは違法として、松本市の大学教授(69)が、違法の事実によって生じた精神的、物質的損失に対し国と県に百六十万円の支払いを求める損害賠償訴訟を東京地裁に起こした。
 教授は「税に関する違法行為を是正し、政教分離の憲法の精神に反する行為をただすのが目的」という。旭町の神社については公民館に対する市の補助金支出をめぐる訴訟が長野地裁で係争中で、信州大の敷地の神社については既に東京高裁が憲法の精神に反するとの見解を出している。


投稿者 管理者 : 2004年10月05日 01:09

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