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2004年10月20日

札幌市立大の札高専教員採用、応募29人中17人のみ 不合格者反発

北海道新聞(10/19)より

 二○○六年四月の開学を目指す札幌市立大学(仮称)の教員予定者の選考で、新大学の母体となる札幌市立高専の教員三十五人中、選ばれたのは十七人だったことが十八日、明らかになった。同高専は将来、大学に移行することを前提に設立され、そのまま大学教員になれると考えていた教員も多かったことから、選考に漏れた教員の一部からは「選考過程が不透明」などと反発の声が上がっている。

 高専教員で新大学の教員選考に応募したのは二十九人で、八月十二日までに選考の判断材料となる教育研究業績書を提出。九月の九、十日に選考委員らによる面接が行われ、十七人が「合格」、十二人が「不合格」となった。残る六人は、大学開学までに定年を迎えることなどから、応募をしなかった。

 選考基準について市大学設置準備室は「原則として教授は博士、助教授は修士以上の学位を持つことが条件で、その他、論文などの研究業績から判断した。九月から始まった公募と基準は同じ」と説明。希望者の半数しか選考されなかったことについては「厳しい結果だが、文部科学省の審査を通らなければ大学を開設できない以上、審査を通る教員を選ばなければならなかった」と理解を求めた。もう一つの母体、高等看護学院(教員数十一人)からは応募者四人全員が選考された。

 選考されなかった教員十二人の処遇については、市役所内の「教員人事連絡協議会」を中心に協議していくが、一般職や技術職への異動があるとみられる。これに対し、選考されなかった市立高専の教員の一部は「人生設計を考え高専に移ってきている以上、市側の都合で他の職種に異動しろと言われても、簡単なことではない」などと、反発の動きを見せている。

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(仮称)札幌市立大学 ニュース・レター(第5号)

投稿者 管理者 : 2004年10月20日 01:06

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