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2004年10月29日

平安女学院大 理事長「高槻へ統合」 校舎移転提訴受け

平安女学院大 理事長「高槻へ統合」 校舎移転提訴受け

大阪読売新聞(2004/10/28)

 ◆「生き残りかけ決断」
 平安女学院大びわ湖守山キャンパス(守山市三宅町)で継続して学ぶ権利の確認を求め、学生が提訴したことを受け、学校法人平安女学院の山岡景一郎理事長は二十七日、京都市上京区の法人本部で記者会見、来春の高槻キャンパス(大阪府高槻市)への統合を予定通り進める考えを強調した。
 山岡理事長は訴訟について「訴状が届いてから弁護士と相談するが、『争う』という言葉は使いたくない。法的な評価はおのずと決まると思う」とし、「一個人の権利を主張するのはかまわないが、大学は(統合を了承している)大勢の学生の権利を守らねばならない」と述べた。
 統合は「少子化などで全国の学校が悩んでいる。生き残りをかけて決断した」などと主張。今年四月に理事会で決めた後、保護者や学生たちへの説明会を開き、了承を得ているとした。
 統合後のキャンパスについては「県や市から補助金をもらっているうえ、我々も21億円出している。新しい学園機能を作ろうと模索している」と話した。
 びわ湖守山キャンパスは、県と市が計約33億6000万円を補助し、総額約55億円で二〇〇〇年四月に開学。現代福祉学科など二学科あるが、二〇〇一年度から定員割れが続いている。学生数は約四百七十人。


投稿者 管理者 : 2004年10月29日 01:06

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