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2004年10月27日

平安女学院大キャンパス統合問題 在校生が提訴「経営ミス、なぜ学生に」

毎日新聞地方版(2004/10/27)

 「経営失敗のつけを、どうして学生に払わせるのか。司法の場で明らかにしてほしい」。平安女学院大がびわ湖守山キャンパス(守山市)を大阪府の高槻キャンパスへ統合する問題で、同大学3年の川戸佳代さん(21)が26日、大学を運営する平安女学院(京都市、山岡景一郎理事長)を相手取り、在校生の卒業まで守山で授業をするよう求める訴えを、大津地裁に起こした。記者会見で川戸さんは、大学側への不信感をあらわにした。
 川戸さんは存続を求める署名活動などを進める「平安女学院大学守山キャンパスを守ろうの会」の代表。会が求めた山岡理事長との直接対話の場は、いったん設定されたものの実現せず、今月8日には理事長あてに、署名受け取りを求める内容証明郵便を送付。この日までに返事はなく、提訴に踏み切ったという。
 川戸さんの代理人、吉原稔弁護士は「展開によっては仮処分なども検討したい」。川戸さんは「全国でも経営難の大学は多い。私たちと同じ思いをする学生が出なくなれば」と話している。
 平安女学院は27日、山岡理事長が出席して記者会見を行う。山田亘宏・守山市長は「平安女学院は学生の切実な思いを真摯(しんし)に受け止めてほしい」とのコメントを出した。


投稿者 管理者 : 2004年10月27日 11:13

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