個別エントリー別

« 平安女学院大キャンパス統合問題 在校生が提訴「経営ミス、なぜ学生に」 | メイン | キャンパス統合やめて 平安女学院大学生が提訴 »

2004年10月27日

平安女学院大・守山キャンパス 存続を求め、学生が提訴

京都新聞(2004/10/27)

 平安女学院大のびわ湖守山キャンパス(守山市三宅町)が来年四月に同大学の高槻キャンパス(大阪府高槻市)に統合される問題で、学生有志でつくる「守山キャンパスの存続を守ろうの会」の川戸佳代代表(二一)が二十六日、学校法人平安女学院(本部・京都市上京区)を相手に、在学生が卒業するまで同キャンパスで教育を受けられるように求める訴えを大津地裁に起こした。
 訴状によると、大学側には学生に一定基準の教育施設を提供する義務があり、双方間で在学契約が成立している。就学場所は在学契約の重要事項で、就学場所の変更は大学側の債務不履行にあたる、と主張している。また、同キャンパスは大学側と守山市、滋賀県の合意で設置されており、この合意により、在学生には同キャンパスでの就学権があるとしている。
 提訴後、川戸代表は「入学者数を確保できなかった大学側の経営の失敗を、なぜ学生が被らなければならないのか」と話した。平安女学院は二十七日に本部で記者会見をして、見解を説明するとしている。
 同大学は二〇〇〇年四月、守山キャンパスを開校したが、今春、経営上の理由でキャンパスの統合を打ち出した。守山キャンパスの存続を要請している守山市の山田亘宏市長は「平安女学院は、守山キャンパスで学びたいという学生の切実な思いを真しに受け止めてほしい」との談話を出した。


投稿者 管理者 : 2004年10月27日 11:14

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi/mt/mt-tb.cgi/2232

コメント