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2004年12月03日

岩手大中期計画の自己評価 「不十分」「未実施」3割強

東京読売新聞(2004/12/02)

 岩手大が一日、今春の独立行政法人化にあわせて策定した今年度から六年間の中期計画の進ちょく状況を発表した。教育や研究面など、今年度中に実施すべき項目を自己評価した結果、半数以上が計画通りに実施されている反面、三割強が「実施不十分」や「未実施」だった。また中期計画に盛り込んだ法科大学院の設置も既に見送りを決めたため、内容を一部変更することにした。
 理事や学部長、事務職員らで作る点検評価委員会が教育研究、諸制度、財務内容など百十項目の進ちょく状況を調査した。その結果、六割を超える七十三項目が「順調に実施」だったが、「実施不十分」「未実施」も三十七項目にのぼった。
 「不十分」だった主なものは「教員個人の業績評価制度の創設」や「学生の成績評価に対する相談窓口の設置」「省エネ・省資源で1%の経費削減」など。「未実施」には、学生の声を大学経営に取り入れるため学長と学生の懇談会開催、国際化に沿った海外の大学との連携や人事交流のための基本計画の策定などが挙がった。
 平山健一学長は会見で「おおむね計画通りに進んでいるが、十分ではない。年度内にすべて達成できるよう努力したい」と話した。また「秋田、弘前大との連携強化を目指し、三大学間の教員の相互乗り入れや専門科目の単位互換制度の創設、共通の講演会開催の早期実現に向け、協議を進めている」と明らかにした。


投稿者 管理者 : 2004年12月03日 01:30

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