« 京都大学職員組合、今期の勤勉手当の運用方針についての意見 | メイン | ノーベル賞受賞者白川英樹氏、「学術研究としての大学と社会の接点を求めて」 地道な研究、必要不可欠 »
2004年12月03日
首都大学東京、「産業技術大学院」を開設する方針
「IT大学院」東京都開設へ 高専専攻科も朝日新聞(2004/12/01)
人材不足が指摘されている高度な情報技術(IT)を持つ専門家を養成するため、東京都は06年度に新しい「産業技術大学院」を開設する方針を決めた。同時に都立の高等専門学校2校を統合して専攻科を設け、大学院進学を視野に「16歳から体系的、連続的に教育する」としている。
新大学院では1学年50人の「ITコース」を設け、企業の中核で情報ネットワーク全体の構築、管理ができるような人材の育成を目指す。08年度には「創造技術コース」も開設して、東京の中小企業を復活させるため「ものづくり」を担う人材育成も目指す。
新大学院は、首都大学東京(来春開校予定)を運営する公立大学法人が運営。都立高等専門学校2校を統合してつくる新しい高等専門学校も同法人に移管する予定だ。
都が来年度重点34事業、ナノテクで中小技術支援、ICタグ活用の観光振興も
日本経済新聞(2004/12/01)
東京都は三十日、二〇〇五年度に取り組む重点事業を発表した。来年二月に開設する「ナノテクノロジー(超微細技術)センター」を核に、中小企業の技術開発支援に乗り出すほか、ICタグ(電子荷札)を活用した観光・まちづくり推進など新規事業十四を含む三十四事業を打ち出した。予算総額は百九十一億円。
ナノテクセンターは「城南地域中小企業振興センター」(大田区)内に設ける。約百平方メートルのクリーンルームに微細加工のための高性能の機器を設置。企業や大学、試験研究機関と共同研究を実施するほか、機器を開放して中小企業の技術相談に応じる。
東京の産業競争力を高めるための事業としては他に、来年四月に開校する「首都大学東京」の専門職大学院として、〇六年四月に「産業技術大学院(仮称)」を開設。企業の開発・設計部門のリーダーや高度な情報技術(IT)技術者の育成を目指す。
アニメ制作会社の八割が集積する東京のアニメ産業を海外にも情報発信する狙いで、作品のデータベースを構築。ソフト会社やキャラクター販売などの二次利用を促す。
まちづくりでは隅田川や臨海部に約四十ある運河を活用。観光船の運航やテラスづくり、水上レストランの誘致など水辺空間の魅力向上に取り組む。秋葉原、上野地区では歩道などにICタグを埋め込み、来訪者に観光情報などを提供する実験に乗り出す。
青少年育成策では福祉、保健、教育など各分野の専門家が連携して子どもや家庭を支援する「子ども家庭総合センター」(仮称)を設置する。民間からの人材登用などで児童福祉司も増員し、地域における子育て支援体制を強化する。
【表】東京都が進める05年度の主な重点事業
▽ まちづくり
○ 秋葉原、上野を中心にICタグを使った観光まちづくり
○ 隅田川、運河など東京の水辺空間の魅力向上
▽ 観光・物流
○ 東京大都市マラソンの開催準備
○ 東京港のコンテナ輸送やターミナル管理を効率化
▽ 産 業
○ アニメ・映像作品の情報を発信するデータベースづくり
○ ナノテクノロジーセンターでの共同研究など中小経営支援
▽ 教 育
○ 都立高校で奉仕体験を必修化へモデル20校
○ 学校経営支援センター(仮称)を設け、都立校改革推進
▽ 福祉・医療
○ 児童相談所や区市町村窓口など地域子育ての体制強化
○ 介護予防健診の充実や健康づくり応援団の創設
▽ 安全・安心
○ 脱法ドラッグ対策、不法就労防止に留学生受入校への指導強化
○ 河川補修、緊急医療の拡充など自然災害対策
▽ 環 境
○ ディーゼル車対策の強化
○ 校庭芝生化などヒートアイランド対策の推進
…
合 計34事業(191億円)
都が来年度重点34事業、ナノテクで中小技術支援、ICタグ活用の観光振興も日本経済新聞(2004/12/01)
東京都は三十日、二〇〇五年度に取り組む重点事業を発表した。来年二月に開設する「ナノテクノロジー(超微細技術)センター」を核に、中小企業の技術開発支援に乗り出すほか、ICタグ(電子荷札)を活用した観光・まちづくり推進など新規事業十四を含む三十四事業を打ち出した。予算総額は百九十一億円。
ナノテクセンターは「城南地域中小企業振興センター」(大田区)内に設ける。約百平方メートルのクリーンルームに微細加工のための高性能の機器を設置。企業や大学、試験研究機関と共同研究を実施するほか、機器を開放して中小企業の技術相談に応じる。
東京の産業競争力を高めるための事業としては他に、来年四月に開校する「首都大学東京」の専門職大学院として、〇六年四月に「産業技術大学院(仮称)」を開設。企業の開発・設計部門のリーダーや高度な情報技術(IT)技術者の育成を目指す。
アニメ制作会社の八割が集積する東京のアニメ産業を海外にも情報発信する狙いで、作品のデータベースを構築。ソフト会社やキャラクター販売などの二次利用を促す。
まちづくりでは隅田川や臨海部に約四十ある運河を活用。観光船の運航やテラスづくり、水上レストランの誘致など水辺空間の魅力向上に取り組む。秋葉原、上野地区では歩道などにICタグを埋め込み、来訪者に観光情報などを提供する実験に乗り出す。
青少年育成策では福祉、保健、教育など各分野の専門家が連携して子どもや家庭を支援する「子ども家庭総合センター」(仮称)を設置する。民間からの人材登用などで児童福祉司も増員し、地域における子育て支援体制を強化する。
【表】東京都が進める05年度の主な重点事業
▽ まちづくり
○ 秋葉原、上野を中心にICタグを使った観光まちづくり
○ 隅田川、運河など東京の水辺空間の魅力向上
▽ 観光・物流
○ 東京大都市マラソンの開催準備
○ 東京港のコンテナ輸送やターミナル管理を効率化
▽ 産 業
○ アニメ・映像作品の情報を発信するデータベースづくり
○ ナノテクノロジーセンターでの共同研究など中小経営支援
▽ 教 育
○ 都立高校で奉仕体験を必修化へモデル20校
○ 学校経営支援センター(仮称)を設け、都立校改革推進
▽ 福祉・医療
○ 児童相談所や区市町村窓口など地域子育ての体制強化
○ 介護予防健診の充実や健康づくり応援団の創設
▽ 安全・安心
○ 脱法ドラッグ対策、不法就労防止に留学生受入校への指導強化
○ 河川補修、緊急医療の拡充など自然災害対策
▽ 環 境
○ ディーゼル車対策の強化
○ 校庭芝生化などヒートアイランド対策の推進
…
合 計34事業(191億円)
投稿者 管理者 : 2004年12月03日 01:39
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi311/mt/mt-tb.cgi/163