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2004年12月04日

郡山市民、監査請求へ 学園大薬学部設置撤回問題

河北新報(12/02)

 民事再生手続き中の学校法人東北文化学園大(仙台市青葉区)が福島県郡山市に計画していた薬学部設置が撤回され、市が学園大に約2億円の損害賠償を求めている問題で、市民グループ「郡山の未来をつくる会」(星六郎代表)は2日、藤森英二市長に対し、学園大に賠償請求全額を返還させるよう求める住民監査請求を、10日にも行うことを決めた。

 計画撤回に伴い、市は薬学部建設予定地にあった市有施設の解体撤去費や、解体前の施設の残存価格など計約2億円の損害が生じたとして、6月に学園大と全額賠償を含む清算契約を締結。その後、民事再生法適用を申請した学園大が11月、東京地裁に提出した再生計画案では、市の債権(賠償請求権)の95%放棄を求めている。

 つくる会は、「22日の債権者集会で再生計画案が可決され、1000万円程度しか回収できない可能性が高い」と判断。監査請求を通じて、損害の補てんと、学園大や堀田正一郎元理事長ら関係者への責任追及への、市の姿勢をただす方針だ。監査結果次第では、訴訟に移行することも検討している。


投稿者 管理者 : 2004年12月04日 00:23

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