個別エントリー別

« 開かれた大学改革を求める会、12月7日付意見表明 総計123人の名前を添えて文教委員会各派に送付 | メイン | 平安女学院大生がHPを開設 存続訴え活動の経緯など掲載 »

2004年12月14日

東京都議会文教委員会、審議終了

都立大の危機 --- やさしいFAQ

◎ 2004年12月13日(月):東京都議会文教委員会(13時4分~16時54分)の審議終了。質問者は、村上英子(自民)、花輪ともふみ(民社)、石川芳昭(公明)、木村陽治(共産)、山口文江(生活者ネットワーク)、福士 敬子(自治市民’93)各委員。大学管理本部からは、宮下惨事、紺野参事、村山管理本部長が答弁に立った。
大学管理本部関係の議案ならびに請願陳情はすべて一緒に扱われた。
1. 付託議案審査(質疑)
(1) 第229号議案 公立大学法人首都大学東京に係わる地方独立行政法人法第44条第1項の条例で定める重要な財産を定める条例
(2) 第230号議案 公立大学法人首都大学東京に係わる地方独立行政法人法第59条第2項に規定する条例で定める内部組織を定める条例
(3) 第231号議案 東京都立大学条例等を廃止する条例
(4) 第251号議案 公立大学法人首都大学東京定款について
(5) 第252号議案 公立大学法人首都大学東京(仮称)に対する出資について
2.報告事項(質疑)
 (1) 首都大学東京新大学院について
3.請願・陳情審査
(1) 13第149号 都立大学における昼間開校制度(A・B類制度)の存続に関する請願
(2)14第13号 東京都大学改革による都立短期大学廃止反対に関する陳情
(3)16第47号 新大学構想の撤回及び都立4大学の自主的・民主的改革に関する陳情
(4)16第91号 都立4大学を統合する法人の設立、新大学・大学院の設置に関する陳情
COMMENT: 請願・陳情は、回答をメモする間もなくあっと言う間に終了。「B類も短大も,すでに学生募集を停止した」,「今では教員参加のもとに準備中」,「都立4大学教員が主体的に参加して新大学を作っている」, 「学則は,まだ 検討中で,現大学からも意見を聞いている」とむなしい答えが 響いて終了。
いくつかの管理本部の回答を拾ってみると(文言は不正確):
「法人化に伴って学則を廃止するが,現都立大学生の教育保障,身分保障の部分は,充分に維持できるように努力する。」本当にやるのなら、具体策を示して欲しい! 「学生が適任と認めない学長を除籍できる制度は導入しない」(現都立大の制度)やはりね。 (単位バンクで他大学単位を認定する場合)「60単位の制限があるのは,初めから知っていた。他大学の単位が自由に取れるというのは理念としてあったのだ。」 いくつでも単位バンクに認定されていれば,学外の単位を取れるはずだったが。 「学科によって決まったカリキュラムを提供するかたちは、定食みたいなもの。 学ぶ側の視点でカリキュラムを組めるのが単位バンク。 学生が自分のニーズに則したものを取るという初めての試みで, 学生にとって多様で魅力的なシステムだ。」学科や学部のカリキュラムは否 定するんですね。やはり。 それにしても,ヤジを飛ばしていた自民党の2人の議員はなんだ?人が話しているときには,きちんと話を最後まで聞きましょう。

投稿者 管理者 : 2004年12月14日 01:12

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://university.main.jp/cgi311/mt/mt-tb.cgi/235

コメント