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2004年12月17日

首都大学東京 陳情4件、不採択に 単位バンクに上限-都議会委

毎日新聞(12/15)

 ◇単位バンク、現制度と同じ上限
 都議会文教委員会は14日、来年4月の「首都大学東京」開学に関連し、都立4大学の学生や教員らが提出していた請願・陳情4件について、いずれも賛成少数で不採択と決めた。
 都立大の学生自治会は01年9月、昼夜開講制存続を求める請願を提出したが、夜間課程は03年度入学生を最後に廃止された。文教委で都は「首都大学東京では単位バンク制度を導入し、多様な履修機会の確保に取り組む」と説明した。
 大学教員らが「学生、教職員、都民の総意に基づく改革」や「4大学の意思を尊重し、改革を自主的・民主的に進めること」を求めた陳情に対しては、都の担当者が「新大学への参加を予定する教員全員が主体的に参加する形態で検討を進めている」などと述べた。
 委員会審議を通じて、都は新大学の概要の一部を説明した。このうち、「単位バンク」に関しては他大学の科目の算入が60単位以内に制限され、現行の単位互換制度の枠内にとどまることが明らかにされた。構想段階では「キャリア形成のために必要と認められれば特に上限は設定しない」としていたが、設置認可申請をめぐる文部科学省との協議の過程で、上限を定めた国の基準が制約となったという。
 都大学管理本部の担当者は「単位互換制度と違って、大学間のレベルにとらわれず個々の授業科目を認定する。60単位の制限は最初から承知していたが、理念として、制約があるのは望ましくないと申し上げていた」と釈明した。
 また、公立大学法人の本部を当分の間、都庁内に置く方針も示された。「都と調整する必要がある事項も多く、運営を円滑に行うため」との理由で、理事長室は大学構内でなく、都庁内に設置するという。


投稿者 管理者 : 2004年12月17日 00:41

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