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2004年12月20日

4年制専門学校の卒業生、大学院入学資格付与へ

読売新聞(12/18)

 文部科学省は、一定の基準を満たす4年制専門学校の卒業生に、大学院への入学資格を与えるよう制度を改正する方針を固めた。

 意欲のある生徒がさらに高いレベルの教育を受ける機会を作るのが狙いだ。2005年度中に学校教育法に基づく規則などを改正し、2006年度入学分からの実施を目指す。

 文科省は資格付与の基準について、<1>修業年限が4年以上<2>体系的なカリキュラムの編成<3>総授業時間が3400時間以上――などを想定している。基準を満たせば、文科相が個別に指定する仕組みにする。

 さらに、指定された学校の卒業生には、2年制専門学校の卒業生に与えられる「専門士」と区別して新たな称号を与える。名称は「高度専門士」とすることを検討している。

 現在でも、専門学校の卒業生は、各大学院の個別審査を通れば入学資格が得られるが、資格はその大学院に限定されている。制度改正後は、指定された学校を卒業すれば、国公私立すべての大学院の入学資格を得られるようになる。ただ、実際に入学できるかどうかは各大学院の入学選抜の判断による。

 制度の見直しは、中央教育審議会(中教審)などで議論されている。文科省は1月に予定されている答申を受けて、具体的な内容を決める方針だ。


投稿者 管理者 : 2004年12月20日 00:01

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