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2004年12月24日

広島大学、「学長選考のプロセス」を一方的に決定

広島大学教職員組合
 ∟●「ひろば」No.10より
広島大学教職員組合「広島大学の新しい学長選考規定に対する申入れ」(2004/12/16)

「学長選考のプロセス」を一方的に決定

「意向投票」助手の投票権切捨て

 「学長選のプロセス(本項・左に掲載)」が、途中の審議過程をほとんど公表しないまま、学長選考会議によって決定されました。「十一月十五日に決定した」と、翌十六日の教育研究評議会で審議することはなく報告のみがなされました。
 組合は九月、牟田学長宛に司学長選考のあり方」に関する質間状」を提出していましたが、審議の日程に関する回答さえないままでした。
 新制度では、学長任期は四年、再選と三選まであり、再選・三選の場合は二年任期です。
 新プロセスの特徴は、学長選考会議の裁量権が、いろいろな段階で確保されていること、助手を原則的に意向投票から排除していること、事務職員の上層部(副課長以上)のみに意向投票権を与えていること、「意向投票結果」の公表が確約されていないことなど、さまざまな間題が含まれています。
 今回の学長選挙は、国立人学法人広島人学への移行後最初の選挙として、重要な意味をもつものです。法人化後、運営費交付金の毎年一律削減に象徴されるような厳しい状況のもとで、教育研究を充実・発展させるためには、教職員の叡智を結集した人学運営が必要で、学長にはそのためのリーダーシップを発揮することが求められています。それには教職員による強い支持が必要であり、全教職員の意思を十分に反映した選挙によって学長が選出されることが望まれます。
 組合は今回の学長選挙にあたり、選挙が令教職員の意思を反映する民主的な制度のもとで行われることを求めて、以下の基本的な立場を表明します。
(1)民主的かつ公止な選挙を行い、構成員の意見を反映した民主的手続きによる候補者選考をすること
(2)候補者による所信表明の機会を設けること
(3)意向投票の結果を公表した上で、その結果が充分反映された候補者決定を行うこと


投稿者 管理者 : 2004年12月24日 00:40

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