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2004年12月30日

アカハラ問題 教授ら2人処分 福岡県立大が厳重注意 人権侵害は認めず

西日本新聞(12/29)

 福岡県田川市の県立大で、教員四人が上司からの人権侵害を申し立てた問題で、橋口捷久(かつひさ)学長は二十八日、看護学部長ら二人を文書と口頭による厳重注意処分にしたと発表した。同時に、学内における嫌がらせ(アカデミック・ハラスメント)の防止に関する規定をつくる考えも示したが、処分決定に至った行為は明かさず「法的な人権侵害には当たらない」として懲戒処分は見送った。

 注意を受けたのは四十代の女性学部長と五十代の男性教授。二〇〇三年四月から約一年、研究や授業の妨害、退職の強要など六件以上の人権侵害を受けたとする申し立てがあり、大学が調査委員会を設けて関係者から事情を聴いてきた。

 処分の決定理由について橋口学長は、男性教授の行為を「いじめや嫌がらせと受け取られかねず不適切」とし、学部長については「管理責任を問題視した」と説明。

 男性教授は「指導に行き過ぎがあった」と話しているという。

 申し立てた四教員のうち、二人は「一身上の理由」で既に退職。別の教授はストレス性の適応障害で入院し、もう一人は申し立てを取り下げている。今回の決定について四人のうちの一人は「非常に甘い判断で申し立てた側の人権を無視している」とし、大学側に調査結果の開示を求めるという。


投稿者 管理者 : 2004年12月30日 00:09

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