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2005年01月20日

大学入学費用 親元離れると187万円 鹿県内

南日本新聞(1/19)

国民公庫が調査/自宅通学との差70万円

 自宅通学は117万円、アパートなどの自宅外は187万円-。大学への受験料、大学納付金、引っ越し料など含む1人あたりの入学費は、親元で暮らすかどうかで70万円の差があることが国民生活金融公庫鹿児島県内3支店(鹿児島、鹿屋、川内)の調査で分かった。同鹿児島支店は「不況が続く中、依然子供の大学進学が家計の大きな負担になっている」としている。
 2004年春進学時に国の教育ローンを利用した724人のうち266人から有効回答を得た。
 調査結果によると、自宅通学は前年度より4ポイント減の18%で、アパート・マンション64%、学生寮15%、下宿2%、親せき宅などが1%。
 毎月の仕送りは平均7万7000円と前年度の8万5000円から減少。全国平均の10万円と2万円以上の差があることについて、同支店は「家賃が安い寮などの利用が多いか、仕送りは少ないがアルバイトなどでカバーしているためではないか」とみている。
 同じ自宅外通学でも、下宿の6万1000円に対し、マンションは9万8000円と仕送りに大きな開きがあり、敷金、家財道具の購入費など自宅外通学を始めるための費用は、48万1000円に上った。
 進学地は鹿児島県内が前年度比10ポイント減の26%、県外の九州地区が5ポイント増の39%で、鹿児島県を含めた九州地区が65%を占めた。首都圏は昨年と同じ18%だった。海外留学などのその他が4ポイント増の11%と1割を超え、進学の選択肢が国外にも広がりつつあることを示した。
 進学先内訳は、国公立45%、私立55%と前年度とほぼ変わらないが、理系が5ポイント増加。工業、医療系など理系人気の高まりをうかがわせた。
 受験料、交通費を含めた受験に要した費用は、学生1人あたり平均22万8000円で、授業料、教科書代を含む学校納付金は、国公立大学が平均79万1000円、私立大学が106万3000円だった。


投稿者 管理者 : 2005年01月20日 00:25

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