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2005年01月28日

懲戒処分 熊本大大学院教授、300万円を不正受給 停職6カ月に

熊本日日新聞(1/27)

 熊本大は二十七日、同大大学院医学薬学研究部の五十代の男性教授が海外出張の際、文部科学省などの補助金から、五年間に渡り総額約三百万円を不正に受け取ったとして、停職六カ月の懲戒処分にしたと発表した。同教授は同日、辞表を提出、受理された。

 同大によると、同教授は一九九九(平成十一)年度から二〇〇三年度まで、学会などで十六回出張。このうち米国、タイ、スウェーデンなどに出かけた十二回は、格安航空券を購入しながら、正規航空運賃で旅費を請求した。差額の総額は三百十六万円。一部は二回の出張に同行した妻の航空券購入に当てたという。補助金は文科省のほか、日本学術振興会から支給されていた。

 同教授は「妻の同行は学会発表や会議での秘書役としてであり、国際共同研究の会議経費、熊本に招いた外国人研究者の懇親会や観光のための経費などとして使用した」と申し立てていたという。

 文科省に昨年三月中旬ごろ、同教授の不正受給を指摘する匿名メールが届き、同大が同四月から立ち上げた調査委員会の調べなどで発覚した。

 同教授は二十四日、加算金などを含め約四百三十三万円を返還。調査の過程で大学側が与えた陳述の機会も辞退したという。

 会見した崎元達郎学長は「誠に遺憾であり、心よりおわび申し上げる。今回の事件を真摯(しんし)に受け止め、教職員ともども、えりをただして信頼される熊本大学にしていきたい」と謝罪した。


[同ニュース]
熊本大:出張費不正受領の教授を停職処分(毎日新聞1/27)
格安航空券で妻同伴=補助金不正で教授停職-熊本大(時事通信1/27)
芝浦工大:江崎玲於奈学長が退任へ(1/27)

投稿者 管理者 : 2005年01月28日 01:41

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