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2005年01月07日

独で今秋原爆シンポ 長崎大の浜崎教授 被爆3世ら研究発表

西日本新聞(1/06)

 【長崎】 長崎大教育学部の浜崎一敏教授(ドイツ語・文学)が、「原爆と戦争」をテーマにしたシンポジウムをドイツで開催する準備を進めている。二〇〇三年に続き二回目の試み。昨年六月から、シンポに参加する基礎知識を養う市民大学の第二期講座を開講し、戦争やドイツ文化に関する学習を深めており、今秋の開催を目指している。

 第一期の市民大学では〇一年から二年間、「ドイツの文化や教育」と「原爆と戦争」に関する学習を進め、〇三年夏にドイツ・マンハイム市などでシンポを開催。被爆者二人が紙芝居などを使い、自らの体験を赤裸々に語った。

 浜崎教授によると、第一回シンポの反響は大きく、ドイツの高校・大学のほか、教会などから開催の要望が相次いでいるという。今回は、ベルリン市の国会議事堂内でも開催を検討。長崎市内の被爆三世、西村圭世子(かよこ)さん(29)らが研究発表をする予定だ。

 西村さんは「私自身、被爆した祖母から原爆被害の話をあまり聞いていない。市民大学で勉強を進める中で、風化させてはならないという気持ちが強くなった」と強調。浜崎教授は「ナチスによる支配やホロコースト(ユダヤ人大虐殺)などドイツを熟知した上で、原爆の悲惨さを論理的に語ることが大切だ」と話している。

 市民大学は毎月第一週の金曜日夜に開催。一月は七日午後七時から。受講無料。申し込みは浜崎教授=095(819)2316へ。


投稿者 管理者 : 2005年01月07日 00:14

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