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2005年01月29日

首都大論争?

「都市教養なるもの」を超えて
 ∟●首都大論争?

首都大論争?にわかに、「くびだい」問題がBlog界の中で活発に論じられるようになってきた。

先日、取り上げた内田先生のBlog記事が導火線になったようだ。簡単なトラバを送った自分のところにも、内田Blog経由で250件近いアクセスがここ数日、あった。

今日、NN先生からメールがあった。内田先生の講演会は、「さよなら仏文学科」という趣旨で行われたわけではなく、「学びのコミュニケーション」という題目で、より一般的に教師と学生との関係について構造化を行ったものであるという。当日の講演の内容は、NN先生のまとめでも知ることができる。……

【都庁発 石原語録】初の都立一貫校、高倍率 「教育へ不安が背景」

産経新聞東京(1/27)

 「父兄の人気っていうのは、つまり期待っていうことでしょうけど、期待の背後には今の教育に対する不満、不安、危惧(きぐ)があるわけですね。どういうかたちになって出てきているか、まだ分析しきってませんけど、やっぱり新しい試みにね、それにかかわりある父兄が強い関心をもっていただくことは非常にありがたいと思いますね」
 「人間ってのは不思議なものでね、首都大学東京も含めてだけどね、インテリぶってるヤツほど新しいものに変わることをみんなにいやがる。人間ってのは変化ってものをみんな恐れるんですよ。しかし、変化ってのが物事の本質なんですよ。期待という評価を受けているのは非常に心強いしうれしいですね。しかし、やっぱり成功しなければね」
 (21日、記者会見で。初の都立中高一貫校の白鴎中学の志願倍率が10倍を超えた感想を尋ねられて)



首都大の英語「丸投げ」疑問(声)

朝日新聞(1/27)

 米国大学院教員 須藤宜(やすし)(群馬県高崎市 73歳)
 今春開校予定の「首都大学東京」で、英語の必須授業の半分を民間の英会話学校に委託するという。
 記事(12月22日)によると、1年生の「実践英語」の半分を「ネイティブスピーカー」が担当、初年度は英会話学校の教材を土台とし、講師採用にあたっては職業安定法の規定によって、履歴書を提出させず、面接もせず、日常の打ち合わせも大学側とは行わないという。
 そもそも、日本の大学の教育をそのまま外国人に委託できるのだろうか。また、その指導法を無審査で大学に導入して良いものだろうか。
 教員削減方針の一環で外注案が示されたというが、大学教員の一方的削減、穴埋めを外国人講師に依頼するという指示には違和感を覚える。大学は指導要綱を示し、授業内容や指導方法を外国人講師に十分に納得させた上で開講すべきだ。
 英語指導で最も効率的な方法は、日本語と英語の特徴をとらえ、それに基づくものだ。外国人講師への「丸投げ」では日本人の学習上の困難点を十分に理解できず、指導の要領を得ないと思うのだ。


投稿者 管理者 : 2005年01月29日 01:02

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