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2005年02月23日

首都圏ネット、「2月23日 国会傍聴・要請行動への参加を訴えます」

「23日、国会傍聴・要請行動への参加を訴えます」国立大学法人法反対首都圏ネットワーク事務局

 衆議院予算委員会では、23~24日には公聴会が開催され、その後予算委員会内の分科会における審議が始まります。分科会は2日程度の日程で5つ程度の柱を立て、個別問題について議論するとのことです。通常、文部科学関係で一つの分科会を持ちますので、より突っ込んだ議論が可能となります。一方、衆議院文部科学委員会も23日には開催され、先日の予算委員会で授業料問題を追及された石井議員が質問に立つとの連絡が本事務局へ来ております。

 私達が昨年末以来、その問題を追及してきた来年度予算案の審議は、衆議院段階でいよいよ山場を迎えます。与党は、今月末か3月冒頭にも予算委員会での採決を強行し、衆議院本会議上程を狙っています。来年度政府予算案の内容は、国立大学をやがて崩壊に導き、国民に数兆円の負担増を強いるなど、到底容認できるものではありません。衆議院予算委員会が慎重かつ厳密な議論を行うならば、政府案を否決した上で大幅な組み替えが検討されなければならないはずです。政府与党が目論む年度内成立スケジュールに合わせた来週中の衆議院通過など言語道断であると言わねばなりません。この1週間、国会への要請行動を強化し、国立大学関係予算に関する厳密な審議を要求し続ける必要があります。

 こうしたなかで全大教は23日の国会要請行動を提起しています。私達はこの行動に呼応し、全大教非加盟の教職員組合、市民団体、有志に23日の国会要請・傍聴行動への参加を呼びかけるものです。

以下,授業料値上げニュース

群大、授業料引き上げ決定 新年度から年53万5800円

東京読売新聞(2/22)

 群馬大は二十一日、経営協議会を開き、年間授業料を二〇〇五年度から53万5800円とし、二〇〇四年度の52万800円から1万5000円引き上げることを決めた。
 国立大の法人化に伴って導入された年間授業料の目安となる標準額が1万5000円値上げされることを受け、検討していた。
 同大財務課によると、教育研究の基盤整備のために国から交付される「運営費交付金」が減少傾向なこともあり、「学生に対する教育、研究の質を維持するため」などを理由にしている。在学生や受験生には、ホームページや、学内の掲示板などで知らせるという。

未来大、新年度 学費据え置き 「値上げの周知不十分」

北海道新聞(2/22)

 公立はこだて未来大学を運営する函館圏公立大学広域連合は二十一日、新年度の授業料について、現行の年額五十二万八百円に据え置くことを決めた。同日、函館市内のホテル函館ロイヤルで開かれた同連合の定例会で、授業料の据え置きを含めた新年度一般会計予算案を可決した。
 国立大学は、授業料が昨年四月の法人化で各校の判断に任せられるようになり、目安となる年間の「標準額」が新年度一万五千円引き上げられるのに合わせて、全国的に値上げする学校が少なくない。
 標準額の影響を受けない公立大学も対応が注目されていたが、同大は「できるだけ安い授業料で質の高い教育を提供したい。また学生らに対する値上げの周知が十分でない」(総務課)として据え置きを決めた。
 可決された新年度一般会計予算の総額は三十一億六千二百八十二万七千円。


投稿者 管理者 : 2005年02月23日 00:36

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