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2005年02月23日

セクハラ体験13人 県立芸大調査

琉球新報(2/22)

 県立芸術大学のハラスメント防止委員会が、学部生、大学院生(計605人)を対象にセクハラ(性的嫌がらせ)などについてのアンケートを実施、回答者は54人と少なかったものの、回答者の24・5%が「セクハラ行為を受けた経験がある」と答えていたことが21日、分かった。「性的なうわさを流された」「性的な関係を迫られた」など、実態の一部が明らかになっている。

 アンケートは昨年11月末から12月初めに、学生宅に郵送し、同大のポストに返還する方式で実施。回答率は8・9%だった。ハラスメント行為は、教職員や他の学生となっている。

 アンケートでは、24・5%に当たる13人が「入学後、セクハラ行為を受けたことがある」と回答。セクハラ行為の内容について複数回答で、多い順に「性的な話題や卑わいなことを言われた」(6人)、「性的なうわさを流された」(3人)、「性的な関係を迫られた」(2人)があった。このほかにも「食事などに執ように誘われた」「無理やり体を触られた」などがあった。

 セクハラ行為を受けた相手は複数回答で、教職員が57・1%、学生が28・6%だった。「セクハラ行為を誰かに相談したか」の問いには「はい」は57・1%、「いいえ」は42・9%で、相談できずにいる学生も約半数いることが分かった。

 同大学生部の金城厚部長は「ハラスメントに対する有効な防止策の検討に向けて、学生の声を取り入れる必要があった」と実施理由を説明。アンケートを受けて「各部署で具体的な対応を検討していきたい。学生と教員の飲食の在り方などについてのガイドライン作成も検討中だ。今回は回収率が低かったが、今後も定期的に実施して、組織的な対応を取っていきたい」と話した。


投稿者 管理者 : 2005年02月23日 00:34

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