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2005年02月28日

公開討論会、「名古屋大学の中期目標・計画と授業料改定問題」

■意見広告の会ニュース 号外32より

名古屋大学で公開討論会

名古屋大学大学院教授 植田 健男氏
(植田氏は意見広告呼びかけ人のお一人です)

 去る2月17日、名古屋大学で『名古屋大学の中期目標・計画と授業料改定問題』と題する公開討論会が開かれました。
 名大職組委員長の神山勉さん(工学研究科)からの挨拶の後(挨拶と言っても、この問題をめぐるプレゼンテーションで第一報告のような位置づけのものでした)、理学研究科の池内了さん「授業料値上げ反対」-このお二人は、共に今回の「授業料値上げ反対・意見広告の会」の呼びかけ人です-、名古屋大学副総長山下廣順さん(理学研究科)から「名古屋大学の中期目標・計画」という報告があり、討論に入りました。
 最初の方が、討論時間の大部分を占るほど長い発言をされたこともあって、討論自体はあまり十分には展開されませんでしたが、今回の授業料値上げ分(二億一千万円相当)については、仮に見送ったとしても、大学財政が回らないほどに逼迫した事態にはならないと当局も認識していたことが解りました。池内さんをはじめ何人かの方から指摘があったように、他の大学と横並びにならずに、敢えて値上げを見送ることによって大学の見識を世の中に示す機会を、放棄してしまったことが悔やまれます。
 しかし、こうした企画が副総長の参加の下で実施されたことは非常に重要な意味があったと思います。当局に対する追及のような会になろうことが、予め想定されていたであろうに出席され、報告をお引き受けになられた山下さんには敬意を表したいと思います(ご報告の趣旨や質問に対するお答えには、かなり賛同し難いものが含まれていましたが)。

 主催者の側で、私たちの新聞広告のコピーを用意して下さっておれましたが、了解を得て以下のようなチラシを配布させて頂きました。討論会の最後に時間を頂いて、このチラシをもとに募金の意義とご協力のお願いをさせて頂きました。このチラシは、当日の朝から私が大慌てで作成したものですが、東北大学の長谷川さんをはじめとして多くの方々が、この間、このメーリングリストにお出しになられていたものを参考にさせて頂きました。

 また、その後、この会についてお話しをしていて、前回の「意見広告」の時に、身近な若い助手の方が十万円ものお金をカンパして下さっていたことが解り、とても嬉しく思いました。


投稿者 管理者 : 2005年02月28日 00:10

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