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2005年03月05日

長崎大学教職員組合、授業料値上げ問題について学長に申し入れ書提出

長崎大学教職員組合
 ∟●授業料値上げ問題について学長に申し入れ書提出 2月23日

2005年2月23日

国立大学法人長崎大学長
 齋藤 寛 殿

長崎大学教職員組合  
執行委員長 柳田泰典

申入書

 長崎大学の来年度の授業料については,文部科学省の定めた標準額通り年額1万5千円値上げする予定であることが,すでにホームページ上で公表されています。授業料標準額の値上げ分が運営交付金から減じられようとしている中で,授業料値上げがある程度やむをえないことは理解しうるところです。しかし,すでに報道されているように,他の国立大学では授業料を改定しないところを含め,必ずしも標準額通りではありません。授業料値上げは学生およびその家庭に経済的負担を強いることですから,授業料値上げを決定したならば,その理由が十分に説明される必要があります。来年度の値上げについては在学生も対象であることからすればなおさらです。法人化に伴い授業料の決定が各大学に任されている以上,その説明責任は大学にあります。そこで,以下の三点を申し入れます。

(1)2005年度の授業料値上げを決定するに当たってどのような議論がなされたか公表するべきです。
(2)今後,長崎大学は2006年度以降の授業料に関して,どのような方針を持っているのか明らかにするべきです。
(3)授業料標準額の値上げは,「国立大学法人化法」制定の際に国会で決議された付帯決議を明らかに無視するものです。今後,このようなことがなされないためにどのような努力を行うか公表するべきです。


投稿者 管理者 : 2005年03月05日 01:05

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