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2005年04月27日
横浜市立大学2教授、中田宏横浜市長に「抗議文」を提出
■一楽重雄氏ホームページ
∟●抗議文(2005年4月25日)
■大学改革日誌(永岑三千輝氏)-最新日誌(4月26日)
抗 議 文平成17年4月25日中田宏横浜市長殿
横浜市立大学研究院
教授 一楽重雄
教授 市田良輔
(前理学部数理科学科所属)去る4月5日に挙行された横浜市立大学入学式の祝辞の中で、貴殿は次のような発言をしておられます。しかし、これは事実と大きく異なるものであり、厳重に抗議するとともにすみやかに訂正されることを要求いたします。
「市長として、市大の中味に口を出したことは一度たりともありません。」
私たち前理学部数理科学科に所属していた人間にとって、とりわけ、上の発言は許せないものであります。
市大の大学改革は確かに学長が市長に提出した「新たな大学像」に基づいたものでありますが、「新たな大学像」には「数理情報コース」の設置が明言されていました。実際には、その後の横浜市大学改革本部が設置した「コース等検討プロジェクト委員会」による具体案作成の段階で数理情報コースが削除されました。
このことは、貴殿が日本数学会理事長にあてた回答(市広聴第900665号)の中でも、「コースについては、編成数や内容を大学の案を参考にしながら設置者として更に検討することにしました」と明言し、「数理情報コースについては、数学の専門家を養成するためのコースの必要性は低いと判断し、専門のコースの設置は見直しました」と述べています。
これは「市大の中味に口を出したこと」を中田市長自らが認めていることに他なりません。一部の教員の協力があったことで、このことを決定した責任が大学に移るということはあり得ません。
以上のことから、中田市長の発言は事実をゆがめるものであり、発言の撤回と訂正を求めるものです。正確な情報の発信は民主的行政の基本であることは、市長自ら折に触れ主張されているとおりです。文書による速やかな回答を求めます。
投稿者 管理者 : 2005年04月27日 01:30
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