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2005年04月27日

「キャンパス全体に深い悲しみ」、学生犠牲の同志社大学長

朝日新聞(2005年04月26日)

 同志社大(京都市上京区)の八田英二学長は26日朝、記者会見を開き、社会学部メディア学科1年榊原怜子さん(18)と法学部法律学科2年長濱彩恵さん(19)の死亡を確認した、と発表した。八田学長は「前途ある若い学生をこのような形で失ったことは誠に残念。今、キャンパス全体が深い悲しみにつつまれています」と沈痛な表情で語り、黙祷(もくとう)した。

 八田学長によると、死亡した2人は京田辺キャンパス(京都府京田辺市)である2時限目の講義に出席するため、同志社前行きの快速電車に乗っていたという。このほか計22人の学生が負傷し、1人の安否確認ができていない。

 1年生前期に長濱さんのクラスを受け持った川崎友巳助教授は「いつもにこにこしていて、人なつこかった。周囲を明るくさせるタイプの子でした。もう彼女が大学に来られないということが、非常に痛ましい」と話した。

 榊原さんは兵庫県立宝塚西高校を卒業し、今春、大学に入学したばかりだった。高校時代はバスケットボール部のレギュラーだった。

 同部顧問の丸野法広教諭(47)は卒業式の日に、榊原さんがクラブの仲間と一緒に、これからの大学生活を楽しそうに語り合っていた姿が忘れられない。

 丸野教諭は「大学に合格した時、すごくうれしそうにしていた。信念を貫いて何事にも一生懸命に取り組む子だった。まだまだこれからしたいこともあっただろうに」と話した。


[同ニュース]
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投稿者 管理者 : 2005年04月27日 01:29

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