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2005年04月05日

信州大、法科大学院設置で虚偽申請か 学内に調査委設置

毎日新聞(4/03)

 今年度から法科大学院を新設した信州大(本部・長野県松本市)は3日、昨年6月に大学院設置を申請した際、文部科学省に提出した予定教員の調書で、執筆中の論文を「完成済み」として記載した疑いが生じ、1日に大学内に調査委員会を設置したと発表した。

 文科省の「大学設置申請書類作成手引」などによると、申請時に提出する教員の調書で、発表予定の論文・著書には出版元の「発刊予定証明書」を添付するが、申請時に未完成のものを含めてはならないと定めている。

 会見した調査委員長の藤沢謙一郎副学長らによると、教員21人中11人の調書に「発刊予定証明書」が添付されたが、その中に6月30日の申請時で執筆中だった論文も含まれていた疑いがあるという。論文集は8月末に発刊された。

 他大学の学部・大学院設置にかかわった信州大関係者は「申請手続きに追われ、執筆中の論文を完成済みとして申請する話はよくある」と証言している。

 一部報道機関から指摘を受けた文科省が先月末、同大に問い合わせ、疑惑が浮上した。藤沢副学長は「今月中旬には調査結果をまとめたい」と話している。


[同ニュース]
信州大が調査委 法科大学院の設置申請問題で(朝日新聞4/03)
未完成論文で申請? 信大、法科大学院設置手続き(信濃毎日新聞4/04)
信大法科大学院 同意得ず証明書を発行(朝日新聞4/04)

投稿者 管理者 : 2005年04月05日 00:00

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