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2005年04月09日

期待と不安の中、入学式 運営移管計画の守山女子高

京都新聞(4/08)
 
 学校法人立命館への運営移管計画が進行中の滋賀県守山市の市立守山女子高で8日、入学式があり、新入生は期待と不安の中で高校生活のスタートを切った。
 2006年度に運営移管するとしている市と立命館の計画通りに進めば、今回が女子高として最後の入学式となる。式には、情報ビジネス科、生活総合科、英語科の計186人の新入生と保護者が出席した。
 北川晴雄校長は式辞の中で移管計画に触れ「生徒の教育活動が滞らないことを最優先に考える。先生方も心を1つにして生徒と一緒に教育に取り組む決意をしてくれた」と述べた。来賓として出席した山田亘宏市長は「守山女子高の礎を後世に伝え、市の将来を見据えた判断だ。関係者としっかりと協議を重ね、学校生活に支障をきたさないことを保障する」とあいさつした。

 ■市の対応に不満や批判の声 全生徒対象の説明会で

 守山市の市立守山女子高の運営を学校法人立命館(本部・京都市)に移管し、学校施設を無償譲渡する計画について、市と市教委は8日、全生徒を対象にした説明会を同市勝部3丁目の同高で開いた。生徒からは、市の対応に不満や批判の声が上がったという。
 説明会は、在校生対象と、新入生・保護者対象に分けて開催した。市によると、在校生への説明会では、事前の相談なしに市が移管を決めたことや来年度から男子が入学することに、不満やとまどいの声が聞かれ、部活動や制服などについての質問があった。
 関係者によると、説明に当たった山田亘宏市長に対し、「裏切りだ」「だまし討ちだ」などの声が上がったという。
 入学式直後には、新入生と保護者にも説明があり、市は、保護者から進学や進路のフォロー、授業料について質問があった、としている。
 市と市教委は、同高の関係者を対象に説明会を数回開催しているが、「生徒が動揺している」などを理由に非公開とし、校内での生徒や教職員への取材の自粛を求めている。市民向けには、15日に出す市広報誌で経緯を説明するとしている。


投稿者 管理者 : 2005年04月09日 00:11

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