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2005年04月18日

3大学間で同時講義 熊大が遠隔授業公開 九大、鹿大とネット接続

西日本新聞(2005/04/16)

 熊本市の熊本大(崎元達郎学長)は十五日、法科大学院のテレビ会議システムを活用した遠隔授業と、裁判の実務を学ぶための模擬法廷室を公開した。遠隔授業は、熊大と九州大、鹿児島大の三大学をインターネットの高速通信回線でつなぎ、同時に対話型・双方向の講義が可能で、全国で初という。来年に迫った新司法試験に向けて熊大は「学生にさらに質の高い実践的な講義を行える」としている。
 遠隔授業は、昨年四月の法科大学院開校後、三大学のうち二大学間で行ってきたが、本年度から三大学間に拡充。「法と経済学」など五講義(うち二つが三大学、三つが二大学間での講義)が本年度に予定されている。
 この日は、山中至・熊大大学院法曹養成研究科長が「日本法制史」の遠隔授業を熊大と鹿大間で実施、計二十八人が受講した。熊大の遠隔授業室には、大型のモニター画面三台と学生二人に一台のパソコン画面を設置。山中研究科長が、手元のパソコン画面に書いた板書が、両大学の学生のパソコン画面に同時に映し出され、鹿大側からの質問にも応じた。鹿大の鹿田和義さん(48)は「他大学の先端学問が学べる画期的な試み」と喜んでいた。
 また、模擬法廷室では、裁判での実務能力を養うため、架空の刑事事件を主に審理。九月からの授業で使用される。


投稿者 管理者 : 2005年04月18日 00:23

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