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2005年04月20日

“1日教授”に定年退職の助教授4人昇任…大阪市大

読売新聞(4/19)

 大阪市立大(住吉区)が定年退職する助教授以下の教員について、退職日の3月31日にだけ1段階、昇任させる特別任用制度を設けていることが19日、わかった。

 大学側は「研究成果などで大学に貢献しながら昇任ポストがなかった人だけが対象としているが、文部科学省は「聞いたこともない。教授としての勤務実態がないのに『元教授』と名乗れるような制度は不自然」と指摘している。

 同市立大によると、この制度は1974年1月に新設。学部長や教授から推薦された教員が、各学部の教授会で3分の2以上の賛成を得た場合に昇任を認められる。退職日には、学長から昇任辞令を受け、その数分後に退職辞令を交付されるという。

 制度の適用例があるのは医学、生活科学の2学部で、助教授計4人が“一日教授”、講師1人が“一日助教授”に昇任した。

 昇任の前後で給与や退職金などに差はないといい、同大は「業績から判断すれば間違いなく昇任するはずだった教員に対し、おわびと慰労を込めて上の職階で退職して頂くという趣旨。特権ではない」と説明している。

 一方、大阪大の人事担当者は「時代の流れから言って理解は得られない」、神戸大担当者も「今時そんなことをしているとは」。ある県立大担当者は「元教授と元助教授ではステータスが格段に違う。再就職も有利では」と話している。


[同ニュース]
退職日だけ「1日教授」 大阪市立大が特例制度(朝日新聞4/19)

投稿者 管理者 : 2005年04月20日 00:45

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