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2005年05月03日

JR西日本の企業体質・労務管理をめぐる報道一覧

■JR西日本、人為的重大事故が昨年度に倍増の69件(読売新聞5/02)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050502i101.htm
■尼崎脱線事故:過酷な労務管理の実態語る 運転士の同僚(毎日新聞4/30)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050430k0000e040058000c.html
■オーバーラン査定基準なし 労組『20メートル超で賞与5万円減』(東京新聞4/30)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050430/eve_____sya_____008.shtml
■JR西の刑事責任追及へ 運転士教育を捜査(中日新聞4/30)
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050430/mng_____sya_____000.shtml
■JR西日本 職員に“かん口令用紙” (東京スポニチ4/30)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/04/30/02.html
■ミスにランク付け…オーバーラン20Mで賞与5万円減 運転士、追い詰め… (ZAKZAK4/30)
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005043003.html
■JR西日本 ミス運転士に屈辱指導(東京スポニチ4/29)
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/04/29/02.html
■JR西日本の労務管理、刑事責任追及へ 兵庫県警(朝日新聞4/29)
http://www.asahi.com/national/update/0429/OSK200504280089.html
■JR西の労務管理調査へ=兵庫労働局が脱線現場監察(時事通信4/29)
http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=050429194656X164&genre=soc
■JR西「日勤教育」地獄…罵声浴び、トイレも行けず  自殺運転士の父告発(ZAKZAK4/28)
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005042820.html
■運転士が危ない!ミス隠しは日常的…年収維持に必死 (ZAKZAK4/28)
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005042801.html
■JR西「営業優先」の死角、1秒単位で遅延チェック 事故やミスで「恐怖の日勤教育」 (ZAKZAK4/27)
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_04/t2005042702.html
■尼崎脱線事故:信楽高原鉄道事故「遺族の会」が声明(毎日新聞4/27)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050427k0000e040070000c.html
■懲りぬJR西の体質とは ミスした運転士追い込む?再教育(東京新聞4/27)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050427/mng_____tokuho__000.shtml
■JR総連「事故背景に企業体質」と発表(日刊スポーツ4/26)
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050426-0023.html

尼崎脱線事故 JR西「体質」に怒り 「人命よりダイヤ」

大阪読売新聞(2005/05/01)

 「人命よりダイヤを優先する体質を改めなかったことがこの大惨事を招いた。弟の死を無駄にした」。2年半前、大阪市淀川区のJR東海道線で起きた二重事故で殉職した同市消防局救急隊員中沢良夫さん(当時28歳)の姉の釘宮泰子さん(38)(東住吉区)が、JR福知山線の事故を巡って、読売新聞社に手記を寄せ、思いを語った。「JR西日本は今度こそ本気で安全を第一にする会社に変わってほしい」と求めている。
 ◆二重事故 遺族が手記 弟の死、無駄に
 今回の脱線事故で亡くなられた方々に、心よりご冥福(めいふく)をお祈りいたします。
 弟は事故にあった少年の救助作業をしていて特急にはねられ即死しました。その時も問題になった、人命よりダイヤを優先するJR西日本の運行姿勢と職員教育が何も改善されず、今回の事故につながったと思うと、弟の死を無駄にしたと情けない思いで一杯です。
 消防士の救出作業の最中に電車が来るという考えられない事故の後、同社が本気で改善を考えていれば、今回の事故はなかったのではと、残念でなりません。
 私たち遺族が望んでいたのは、安全第一で列車を運行するにはどうしたらよいかを同社が本気で考え、実行することでした。残念ながら、同社は本気ではなかったようです。トップが本気でダイヤ優先、速度至上主義を見直し、安全に列車が運行できる職場環境への改善に取り組んでほしいと思います。
      ◇
 中沢さんは2002年11月6日午後7時45分ごろ、JR東海道線塚本―尼崎間で、新快速電車に接触した男子中学生を救助中、後続の特急にはねられた。JRが中学生の事故で運転を停止した後、救助作業の状況を確認しないまま運転を再開したためだった。
 列車運行管理の担当幹部ら7人が業務上過失致死傷容疑で送検され、大阪地裁は、そのうち駅員ら3人を有罪とした今年1月の判決で「ダイヤの早期正常化に関心を傾け過ぎた」と、同社を批判した。
 釘宮さんは「現場で運転再開を急いだのは、速さを売り物にする会社の方針があったから。トップら幹部を一新しないと、この体質は変わらない」と訴える。
 看護師の仕事に疲れて帰宅する姉にお茶を入れてくれる、優しい弟だった。両親は事故後1年間、毎日、泣いていた。「せめて、あの子が死んだことで何かが変わったと思えないと、やりきれません」と、釘宮さんは静かな口調で話した。


投稿者 管理者 : 2005年05月03日 00:48

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