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2005年05月03日

学生無年金障害者訴訟、国が控訴断念・敗訴確定

日経速報ニュース(2005/05/02)

 学生無年金障害者訴訟で、厚生労働省と社会保険庁は2日、成人学生の国民年金加入が任意だった時期に未加入のまま重い障害を負った福岡県の男性(39)に年金受給資格を認めた福岡地裁判決について、控訴断念を正式に表明した。
 判決確定により、男性には受給資格が生じた20歳以降の障害基礎年金がさかのぼって支給される。原告側弁護団によると、全国9地裁で30人が起こした同種訴訟で判決確定は2例目。いずれも国敗訴となった。
 社会保険庁年金保険課は、控訴断念の理由について「個別の事実認定でこれ以上争うのは困難」としている。
 4月22日の福岡地裁判決は「国民年金法が学生を強制加入としていなかったのは違憲」とする原告側主張について判断を回避したが、男性は成人前に障害の前兆症状があったため診断を受けており、もともと受給資格があったと認定した。
 男性は大学入学後の未成年時に不眠などの症状を訴えて受診。その後、20歳をすぎた時期に精神疾患と診断された。現在、重度の障害で日常生活が困難という。〔共同〕


[道ニュース]
学生無年金訴訟で国控訴せず 福岡地裁判決(朝日新聞5/02)
学生無年金障害者、福岡地裁判決に国は控訴せず(読売新聞5/02)

投稿者 管理者 : 2005年05月03日 00:55

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