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2005年05月05日

開戦後のイラクでジャーナリスト56人殺害・29人誘拐

朝日新聞(2005年05月04日)

 言論の自由やジャーナリストの権利を守る活動をしている非政府組織「国境なき記者団」(本部・パリ)は3日、03年3月のイラク戦争開戦からジャーナリスト(助手を含む)56人がイラクで殺され、29人が誘拐された、との調査結果を発表した。複数の国家が関与した戦争に絡んで犠牲になったジャーナリストの数では、ベトナム戦争の63人(55~75年)に次ぐ多さだとしている。

 イラクでの犠牲者の66%がイラク人だった。外国人の犠牲者には、日本のフリージャーナリストの橋田信介さんと小川功太郎さんも含まれている。過去の戦争と比べ、意図的にジャーナリストを標的にした攻撃や殺害の犠牲者(25人)が多いのが特徴で、「戦争報道の多さからジャーナリスト自身が当事者となり、多国籍軍やイラク新政権の不安定化を狙う勢力の標的となった」と指摘している。

 誘拐された29人のうち20人が解放、5人が殺害された。まだ4人が誘拐されたままだという。報告書によると、旧ユーゴ戦争では49人(91~95年)、アルジェリア内戦では57人(93~96年)が死亡した。


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投稿者 管理者 : 2005年05月05日 00:00

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