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2005年05月23日

教育実習中セクハラ、全国調査

東京新聞(5/22)

 幼稚園から高校までの教育実習を受けた大学生の二十六人に一人がセクハラの被害に遭ったことが二十一日、内海崎貴子・川村学園女子大助教授らの全国調査で分かった。セクハラを見聞きした学生も含めると、十人に一人に上る。セクハラをしたのは校長を含む教員が61%を占め、生徒からの被害もあった。

 内海崎助教授は「教員の人権感覚の希薄さから立場の弱い学生へのセクハラが起きる。そういう土壌にある学校では、生徒からのセクハラも起きやすい」と話している。

 昨年六-十月、国公私立大七十四校の担当者を通じて約一万人に調査表を配布。五千六百六十六人から回答があった。

 それによると、二百十五人が「自分が被害に遭った」と回答し、四百十四人が「周囲の被害を見聞きした」と答えた。両方に回答した学生は八十七人いた。

 直接の被害者二百十五人の内訳(複数回答)は「性的にからかわれたり、みだらな冗談を言われた」が20%で最多。「必要ない性的な話題を質問された」(17%)、「体をしつこく眺め回されたり、必要もないのに触られた」(15%)、「宴会で指導教員らのそばに座席を指定されたり、お酌やデュエットを強要された」(10%)と続き「性的関係を迫られた」(3%)は十人だった。

 セクハラの行為者は「指導教員以外の教員」(34%)が最多で、26%が「生徒」、15%が「指導教員」、12%が「校長、教頭、主任」など。


[同ニュース]
教育実習生の10%がセクハラ被害 「自分」「見聞」合わせ(中日新聞5/22)
教育実習生の10%がセクハラ体験 私大助教授ら調査(産経新聞5/21)
教育実習生の10%がセクハラ被害(日刊スポーツ5/21)
実習生の10%セクハラ体験 教員や校長、生徒から(共同通信5/21)
教育実習生の1割、セクハラ体験や見聞・教員らから(日本経済新聞5/21)

投稿者 管理者 : 2005年05月23日 00:00

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