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2005年05月23日

名大教授、補助申請書類に虚偽 文科省1億5千万円交付

朝日新聞(2005年05月21日)

 世界的研究拠点に対して文部科学省が補助金を交付する「21世紀COEプログラム」で、名古屋大学(平野真一学長)から提出された申請書類の一部に虚偽の研究業績が含まれていることが20日、わかった。問題があったのは、大学院多元数理科学研究科の教授の業績部分で、教授自身が書いた。この教授がサブリーダーを務めるグループの研究は03年度事業に採択されており、これまでの3年間に約1億5千万円が交付されている。申請書の業績欄には研究論文8本が書かれていたが、このうち3本は申請と異なり数学専門誌に掲載されていなかった。

 朝日新聞の取材に対し、本人も未掲載の事実を認め、「チェックミスがあったことについては、責任を感じている。申請書の訂正を申し出たい。意図的ではなかった」と話している。

 COEは、高等教育での研究費補助で最高峰と位置づけられている。文科省は「極めて遺憾」としており、調査に乗り出す方針だ。……


[同ニュース]
大教授、COE申請で虚偽=論文、著名誌「掲載予定」と-文部科学省調査へ(時事通信5/21)
名大教授、COE補助金で未掲載論文を「業績」と申請(日本経済新聞5/21)
文科省『COE』 名大の申請に誤り 担当教授を調査へ(東京新聞5/21)
名大教授の申請に誤りか 調査委設置、補助金めぐり(共同通信5/21)
名大:事実と異なる研究実績を記載し申請 文科省COEで(毎日新聞5/21)
名大大学院教授、誤った研究業績で補助金1億5千万円 (読売新聞5/21)
虚偽記載:名古屋大教授、補助金申請書に虚偽--「著名誌に論文」未掲載(毎日新聞5/22)
名大教授が虚偽申請 文科省 補助金1億5000万円交付(産経新聞5/22)
学内調査委が書類を精査 名大教授の虚偽申請問題(共同通信5/22)

投稿者 管理者 : 2005年05月23日 00:00

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