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2005年05月24日

「『首都大学東京』を少しでもよい大学にしていくために努力する」という方向性に本当に展望があるのか?

だまらん
 ∟●「『首都大学東京』を少しでもよい大学にしていくために努力する」という方向性に本当に展望があるのか?

2005年5月22日<prospect>

「『首都大学東京』を少しでもよい大学にしていくために努力する」という方向性に本当に展望があるのか? [2005/05/22]

「都立の大学を考える都民の会」のニュース12号には、タイトルにある言葉が書かれていた。いずれ、「都民の会」のホームページに掲載されるだろうから、それからコメントしようかと考えていたが、5月12日に配信されてからすでに一週間が過ぎたので、こちらで引用しながら前後の文脈を紹介し、コメントすることにした。

以下、簡単ですが集会・総会での議論の様子などについてもご紹介したいと思います。 集会・総会では、金子ハルオさん(「都民の会」呼びかけ人)が開会の挨拶に立ち、「首都大学東京」の発足という新しい状況の下で、会が息長い活動を続けていくために、みなさんの智恵を集めて今後の活動のあり方を考えていく場にしたい、と呼びかけました。 続いて行われた南雲智さん(前東京都立大学人文学部長)の講演では、人文学部長として一昨年八月の石原都知事による「クーデター」以降の状況をどのように闘ってきたのかを振り返りつつ、そこで生まれてきた変化(人事や教育内容等の決定に関して教員の権限が実態として回復していることなど)に触れ、「首都大学東京を変えていく」展望についてお話いただきました。 その後、講演を受けての質疑応答が行われました。会場からは 「『首都大学東京』を少しでもよい大学にしていくために努力する、という方向性に本当に展望があるのか?」 という率直な問いかけがなされ、南雲さんを交えての議論が行われました。 総会でも引き続きこの問題が議論されました。学内関係者からは、「首都大の学生・院生と都立四大学の学生・院生、と区別するのではなく、それぞれが大学に寄せる期待や要求に基づいて共同の取り組みを組織していきたい」(都立大院生)、「学内関係者の努力が本当に都民にとって望ましい方向に向かうのかどうか、これからも学外から厳しい目で見守ってほしい」(教職員組合関係者)との発言があり、これを受けて会場からも「私たちとしてどのようなことができるのか?」という視点から、いくつかの提案や問題提起が行われました。 会場からの発言は、申し合わせの内容に対する注文や改善提案、全国の都立大学同窓生の運動の紹介や裁判闘争の提案など様々なものがありました。紙幅の関係もあり、そのすべてを紹介することはできませんが、ご提案を受けて「申し合わせ(案)」の表現を修正する等、不十分ながらみなさんからの提案については反映できたのではないかと思います。 集会・総会では一定の緊張感を含んだ議論も交わされましたが、そのすべての意見・発言を共通して貫いていたのは、“これまで都立の大学が培ってきた研究・教育の蓄積を、この新大学発足で決して途切れさせることなく、今後もさまざまな努力と取り組みをもって継承・再建していこう” という意思であったと、私たちは受けとめました。新大学へのスタンスの違いを越えて共有されたこの意思を、私たちは改めてこれからの会の大切な指針としていきたいと考えています。

……以下,略。上記URLを見て下さい。 


投稿者 管理者 : 2005年05月24日 03:31

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