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2005年06月06日

下関市立大、公立法人化を検討へ-最短では07年度に可能性も

毎日新聞(6/05)

 下関市立大学が公立大学法人化に向けた検討に入ることになった。市は6月議会に提案する05年度本予算案に「法人化調査検討」の費用として、150万円を計上。市立大事務局は「法人化する、しないの結論を早期に出す必要がある」としている。最短で行けば、07年4月にも法人化される可能性も出てきた。

 法人化のメリットとして、予算や人事関係の裁量権を持つことで、より実態に見合った、柔軟性のある運営が可能になるという。一方で、労務管理や会計処理などを大学で行う必要が出てくるため、新たなコストがかかる、という“デメリット”もある。

 今後の法人化に向けた動きの中では、(1)教員の身分保障(現在は教育公務員)(2)設置者(市)の運営交付金の額(3)理事長職の設置--などがポイントになりそうだ。

 文部科学省大学振興課によると、全国の公立大学は現在77校。うち、04年度=1校▽05年度=7校--が公立大学法人化した。このほか、一部の大学を除き、多くが法人化を決定・検討しているという。市立大関係者は「様子見をしている学校が多いのでは。(法人化が)進む時は一気に進む可能性がある」と話した。

 市立大は56年4月、「下関商業短期大学」として設立。現在、教員54人(定数56人)、学生2133人(大学院含む)。また、自主財源比率は「100%を超える」(市立大事務局)という。

 05年度本予算案には、体育館建て替え=2億5000万円(05~06年度継続事業)▽図書館図書収蔵庫整備など=1億800万円▽コンピューター増設(1042万円)--も計上されている。


投稿者 管理者 : 2005年06月06日 00:00

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