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2005年06月08日

立命館大学への守山女子高移管問題、反対の2団体 立命館側に対する十分な調査と移管を認可しないことなどを求める要望書を提出

市立守山女子高の移管問題:反対の2団体、不認可求め県に要望書

毎日新聞地方版(6/07)

 ◇十分な調査も要求
 守山市立守山女子高の立命館大付属高への移管問題で、県内の教職員らでつくる「守山女子高校の存続を求める会」(西山佳子代表)と市民団体「市の財産(守女)を考える会」(西村登志男代表)の移管に反対する2団体が6日、県と県教委に対し、立命館側に対する十分な調査と、移管を認可しないことなどを求める要望書を提出した。両会では「移管には県の認可が必要で、正式決定されたわけではない。引き続き市民や関係者に訴えていきたい」としている。
 要望書では、「求める会」が「公立高の民間移管は、公教育に対する行政の責任放棄」と批判。「考える会」は「守山市や立命館の動きは市民の不信を高めている」などとして、県に対して慎重な審議と調査を求めている。「求める会」では併せて、約3000人分の署名を添えている。
 両会は既に、守山市に対しても同様の要望書を提出。7日には文部科学省に要望活動を行う。西村代表は「平安女学院大の撤退とあわせ、守山市が二つもの学校の生徒や学生の学ぶ権利や幸せを侵害しているのは、間違いのない事実」と、市の姿勢を強く非難している。
 移管を巡っては、5月30日に立命館と市が連名で「設置者変更認可申請」を県と県教委に提出。県は今月中旬にも申請を審査する「県私立学校審議会」の開催を予定している。県総務課は「移管認可には今後、財産処分や条例改正など、守山市議会での議決が必要」としている。

市立守山女子高の 移管反対で要請書 存続求める会など 知事らに署名添え

中日新聞(2005/06/07)

 守山市立守山女子高校の立命館(京都市)への移管問題で、反対する教職員らでつくる「守女の存続を求める会」などが六日、国松善次知事、斎藤俊信県教育長あての要請書を提出した。
 要請書では、同校の移管は「公教育に対する行政の責任放棄。生徒、父母、教職員が最も被害を受ける」などとして、立命館への移管を認可しないことや、公立校として存続できるための施策を行うよう求めた。要請書とともに、移管に反対する約三千人分の署名も提出した。
 また、市民らでつくる「市の財産(守女)を考える会」も、国松知事らに要請書を提出。設置認可に対して、調査や審議をする機関を設け、慎重に議論をするよう求めた。



守山女子高の立命館移管 不認可、慎重審議を 2団体が滋賀県に要望書

京都新聞(6/07)

 守山市が市立守山女子高の設置者を学校法人・立命館(本部・京都市)に移管する計画に関し、「守山女子高の存続を求める会」と「市の財産(守女)を考える会」は六日、県知事と県教委に対し、移管申請の不認可や慎重審議を求める要望書を提出した。
 要望書で、「求める会」は「民間への移管は、公教育に対する行政の責任放棄」と移管の認可に反対し、「考える会」は「時間をかけて慎重に討議し、公開の場で市民に情報を伝えることが大切」としている。
 守山市と立命館は五月三十日、設置者の変更を県に申請。県は六月中旬から、学識者らでつくる私立学校審議会の意見を聞いた上で、認可の是非を判断する方針。


投稿者 管理者 : 2005年06月08日 00:21

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