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2005年07月26日

扶桑社教科書問題、大阪府熊取町教委に不採択要請を

「日の丸・君が代による人権侵害」市民オンブズ・パーソン
 ∟●大阪府熊取町教委に不採択要請を送って下さい!

大阪府熊取町教委に不採択要請を送って下さい!

 私たちが行った大阪各市町村教委への公開質問状の回答の中で大阪府泉南地区(熊取町、田尻町、岬町)に対して扶桑社教科書の「教師用指導書見本」、「内容解説資料」が送られており、「つくる会」側が重点的に攻勢をかけていることが明らかになりました。

 この間再度、これらの町教委に問い合わせをしたところ泉南地区の採択協議会は7月26日に答申を各教育委員会にあげ、それを受けて各教委が7月29日に教育委員会議を開き、教科書を採択することがわかりました。

それぞれの教育委員会議の時間帯は、
7/29 13:30 熊取町
7/29 14:00 岬町
7/29 16:00 田尻町です。

それぞれの地域について感触を聞きました。
田尻町教委      「採択協議会答申では、扶桑社は下位。」
岬町教委教育次長  「答申の内容は言えないが、心配するようなことはないと思います」
熊取町教委      「一切応えられない」

との返事でした。熊取町の対応が、やたらかたくなな態度でした。これらの情報では、採択協議会では「扶桑社は下位」の答申がでそうですが、熊取町がそれに反対する可能性も否定できません。

また、栃木県大洗町教委が採択協議会決定に反対して扶桑社を押していることやそれを文科省が積極的に後押しする見解を示したことも熊取町が同様の態度をとる追い風になるかもしれません。

<栃木県大洗町の動き>
最近、栃木県大洗町では、採択協議会の決定に対して町教委が反対し、扶桑社を押す事態になっています。今のところ、町長は独自予算での扶桑社教科書購入を否定していますが、文科省が大洗町教委の動きを積極的な支援に乗り出しました。7/20日の衆院文部科学委員会の中で下村博文文部科学政務官は「基本的には採択地区の最終決定に従っていただきたいが、それでもどうしてもということなら、大洗町が独自に購入して使うことは可能だ」と発言し中山成彬文科相も共同採択制度について「教育は子供たちや保護者の身近に下ろすべきで、採択地区は狭くしたい。『この教科書をどうしても使いたい』という所があれば使えるようにしたい」と述べました。

詳しくは産経新聞の記事に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050721-00000006-san-pol

実は、泉南地区は、2001年の教科書採択で大阪では最も危ない地域の一つでした。2001年の10月に西尾幹二が「諸君」で以下のように苦々しく述べています。「大阪府泉南地区は熊取町、田尻町、岬町の3町からなる。熊取町は教育委員の全員5人が扶桑社版に票を入れた。地区全体での選定審議会は、各町から教育長、教育委員長,PTA協議会代表の各3名が参加し、計9人が表決権を持つ。田尻町、岬町のメンバーが扶桑社版に反対して、社会科教員の答申通りに、大阪書籍に決まった。」

今回もこの地域が、大阪での「つくる会」との攻防の焦点になる可能性があります。29日の教育委員会議に向けて、熊取町教委に出来るだけ不採択要請を送ってください。

【要請先】
熊取町教育委員会 教育長 北川賢一
〒590-0495 大阪府泉南郡熊取町野田1-1-1
学校教育課
gakkou-kyouiku@town.kumatori.lg.jp

TEL 0724-52-1001  FAX 0724-52-7103
どちらも熊取町教育委員会宛としてお送りください。

「つくる会」教科書にNO!緊急行動 ニュース  7/23 の転載


投稿者 管理者 : 2005年07月26日 00:00

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