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2005年07月04日

九大教職員組合、有期契約職員の正職員登用結果に対する抗議声明

九州大学教職員組合
 ∟●有期契約職員の正職員登用結果に対する抗議声明(2005年6月29日)

2005年6月29日

有期契約職員の正職員登用結果に対する抗議声明

九州大学教職員組合
中央執行委員会委員長
本庄春雄

 今回実施された有期契約職員の正職員登用の結果は、組合員3名、未組合員3名の計6名であった。九州大学教職員組合はこの結果に対して大変不満であり、怒りを込めて強く抗議するものである。

 そもそも、今回の登用は長年にわたる組合運動と交渉の結果、実現されたということを当局側は再認識すべきである。しかも、大学が法人化されて我々は国家公務員の身分を剥奪されて労働組合法や労働基準法の基におかれ、組合員の労働条件や雇用条件は労働組合と使用者側との“誠実な”交渉の中で決定されるという、環境下で今回の正職員登用が実現されたのである。九州大学教職員組合は組合員の正当な要求実現のために闘い、交渉してきたのであり、未組合員のためではない。
 
 試験の結果は論外である。長年にわたる不平等と差別的処遇と闘ってきたのが組合であることを、再度、指摘するだけで充分である。九州大学法人の良識を疑わざるを得ない。

 再度、確認する。九州大学の運営は、同一労働に対する同一賃金の原則に反して、長年にわたる差別的・時代錯誤的・違法的な労働条件の基で行われている。それを是正しようとした組合員が労働組合に結集した。そして、九州大学教職員組合は“誠実に”交渉し、正職員の登用を実現した。組合と当局側との交渉とはいったい何であったのか。今回の結果は、九州大学教職員組合に対する“不誠実な”挑戦と受けとめる。

 正職員登用は今後も続く。九州大学教職員組合は、組合員の正職員登用の実施を強く求めると同時に、今回正規化された組合員の希望は完全に満足されなければならないことを指摘しておく。


投稿者 管理者 : 2005年07月04日 01:10

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