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2005年07月06日

教科書情報資料センター、選定資料と議会決議などへの対応について

教科書情報資料センター
 ∟●選定資料と議会決議などへの対応について

選定資料と議会決議などへの対応について

2005.7.4
上杉 聰

各地の状況と「つくる会」による推進経過

中学校2006年度使用の中学校教科書の選定作業が大詰めを迎えようとしているこの6~7月、地方議会において、学習指導要領の一部にある「自国を愛し」などを「最も積極的に説いている教科書を採択すること」などの請願が住民から提出され、採択される事態が各地で相次いでいる。さらに一部の地域では、「拉致事件の記述が正確で詳しい教科書を採択すること」とする決議さえ行われた。
また、6月下旬になって公開されはじめた都道府県教育委員会による選定資料の一部(東京・神奈川・広島・北海道など)では、各教科書に関する特定の調査内容を数量化して表示し、各都道府県教委が「どの教科書をもっとも適当と判断しているか」一目で分かるようにしている。
これらは、「新しい歴史教育をつくる会」(以下「つくる会」)が当初から一貫して推進してきていたもので、とくに昨年から自民党が「つくる会」の支援を打ち出したこと、また同年秋には文部科学省のトップに「つくる会」と共同歩調をとってきた国会議員が就任したことをうけ、昨年8月に東京都立の中高一貫高で「つくる会」教科書を採択した方式を、いまや全国的なレベルで実施に移そうとする試みである。……


投稿者 管理者 : 2005年07月06日 01:34

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