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2006年02月10日

湘南工科大不当解雇事件控訴審、東京高裁 大学側の控訴棄却

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news006.htm

湘南工科大訴訟 「解雇の理由ない」 大学側の控訴棄却

 湘南工科大学(藤沢市辻堂西海岸、糸山英太郎理事長)の教授が、不当に解雇されたとして、雇用関係の確認と未払い給与の支払いなどを求めた訴訟の控訴審判決が8日、東京高裁であった。富越和厚裁判長は「懲戒解雇の理由がない」として、雇用関係を確認し、未払い給与の支払いなどを命じた1審・横浜地裁の判決を支持し、大学側の控訴を棄却した。

 判決などによると、大学側は2002年8月、河口央商さん(65)が「交通費を不正に受給した」として懲戒解雇を言い渡した。

 大学側は、1990年9月~98年5月に計20回、交通費請求の起点を自宅から大学に変え、1回当たり220~1280円の差額を不正に受け取っていたと主張していたが、判決で富越裁判長は、これまで大学側が河口さんに交通費申請の訂正を、一切求めていなかったことを指摘。「長年にわたり承認してきた交通費について、約12年前にさかのぼり、実質的違法性を十分に検討することなく、故意による不正受給と断定した」として、大学側の主張を退けた。

 河口さんが教職員組合員であることを理由に教授昇格を拒否されたと認定する中央労働委員会の救済命令の取り消しを求めた行政訴訟で、大学側は敗訴。富越裁判長は「(河口さんの)懲戒解雇は、学外に放逐するためのものと評されてもやむを得ない」とした。

 同大は「まだ、判決の内容は知らされていない。答えるべき担当者がいない」としている。

湘南工大訴訟、「教授解雇は違法」 大学側の控訴棄却-東京高裁

 湘南工科大(藤沢市、糸山英太郎理事長)で解雇されたのは組合活動が理由で無効として、同大労組委員長で情報工学科教授、河口央商(ひろあき)さん(65)が教員の地位確認などを求めた訴訟で、東京高裁は8日、大学側に解雇無効と未払い賃金支払いを命じた横浜地裁判決を支持、大学側の控訴を棄却した。大学側は河口教授らの旅費不正受給を解雇理由としていたが、富越和厚裁判長は「不正受給を認める証拠はなく解雇は違法。河口教授の社会的名誉も損なわせた」と指弾した。


投稿者 管理者 : 2006年02月10日 00:01

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